私は健啖家と言われるほど胃の丈夫さには自信がありましたが、昨年2023年、初めて夏バテになりました。
あんなにダルくて、ダルいからゴロゴロしてても回復しません。もうこりごりです。
今年は、足三里にお灸を行い、清暑益気湯(セイショエッキトウ)を飲むことにしました。
足三里(あしさんり)のお灸
胃を丈夫にするツボです。簡単そうで難しいポイントなので、鍼灸師に習うと良いです。
松尾芭蕉と足三里の効果。
「奥の細道」で松尾芭蕉が旅の途中で、足の疲れを癒すために「足三里」にお灸をしていたというのは有名な話。
引用:経穴インパクト
「足三里」という経穴の名前の由来は「犢鼻(とくび)穴」の下方3寸にある所というのが有力であるが、別説では疲労困憊した足に「足三里」のお灸をすると、足の疲れが取れて再び「三里」(約12キロメートル)歩けたことから、この名がついたという説もある。
お灸が熱くなり外すタイミングを失敗するとせんねん灸でも火傷します。お灸で少し火傷するのは効果と引き換えなので慣れるしか無いです。
清暑益気湯(せいしょえっきとう)
昨年は、バテてからの診察で黄耆建中湯を処方して頂きましたが効果が出ませんでした。
今年はダルさが出たら飲むようにと処方して頂きました。似た処方で補中益気湯もありますが、清暑益気湯は夏バテにより効果的なようです。
効能・効果「暑気あたり、暑さによる食欲不振・下痢・全身倦怠、夏やせ」
- 人参(ニンジン)
- 蒼朮(ソウジュツ)
- 麦門冬(バクモンドウ)
- 陳皮(チンピ)
- 黄耆(オウギ)
- 黄柏(オウバク)
- 当帰(トウキ)
- 五味子(ゴミシ)
- 甘草(カンゾウ)
清暑益気湯の“清暑”には、暑さの病因を清涼とするという効能がこめられます。さらに、“益気”は気を益す、元気をだすという意味です。明時代の「医学六要」という古典書で紹介されている処方です。
清暑益気湯 http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se52/se5200085.html
一度痛い目に会ったので、今年は冷たい物や食欲に細心の注意を払い過ごしたいと思います。
とは言いつつ、あれだけの猛暑だと冷たい物を取り過ぎになります。