村坂 克之 
オーラルケア（英語：oral care）＝口腔衛生、中年以後の健康を保つ上で一番大切だと思います。頑張ってノドのうがいをしても、上咽頭（鼻の奥），中咽頭（喉の奥）の洗浄はできません。
歌唱
長年の声がれ
患者さんへ色々とたくさんの説明をしていると、夜診には声が枯れます。
煎じ薬も使われる漢方医に処方して頂いた「滋陰降火湯（じいんこうかとう）」を服用して声枯れを治しています。体の潤いを保つ薬です。良く効きます。
カルボシステイン（ムコダインなど）よりこの漢方薬が効きました。
毎年、秋から冬は空気が乾燥しますので声が枯れやすいのは仕方無いとあきらめていました。
鼻うがいは基本
鼻うがいは5年ほど前から朝晩に実施しています。風邪やインフルエンザに感染しなくなり凄い健康法と肝心しています。
おかげで、コロナ禍の中でも感染することはありませんでした。
秋冬は鼻うがいで洗いすぎになるとこがあります。
私は洗浄液にグリセリンを少量入れると、鼻の中や口の奥の乾燥を防ぐ事ができ、イガイガが取れます。
友人知人患者さんに勧めますが、しっかり実践する人は少ないようです。
原田康夫氏の健康法
原田康夫氏、役職は、耳鼻咽喉科医で世界最高齢テノール歌手、広島大学元学長･名誉教授、日本予防医学会名誉理事長､日本教育音楽振興協会名誉理事長です。
初オペラ出演から66年間ステージに立ち歌い続けられています。（2023年当時）
テノールの声の生命は短く、60歳くらいで声は高音が出なくなるからだそうです。
先生は40年間、口に絆創膏を貼り、鼻呼吸で寝ます。もう一つ犬歯の上にコンニャクのスポンジを1センチ角に切り、挿入して寝ます。
口の渇き無く､唾液のサイクルにもよく､92歳でオペラアリアを歌うことができるそうです。
口へ貼る絆創膏
口に貼り口呼吸を防止するのは大切です。
就寝時、口へ絆創膏を「斜め」に貼ります。量販店の安いので十分です。
絆創膏が強過ぎて肌が負ける場合は、低刺激の絆創膏になります。おすすめはこれです。
幅は25ミリになりますが、12ミリが使い易いかもしれせまん。
こんにゃくスポンジ
犬歯（糸切り歯）の上アゴの位置に、一センチ角の大きさのこんにゃくスポンジを挟んで就寝します。
そうすると唾液の分泌サイクルが良くなり、口の中の渇きが無くなります。
原田先生はこの会社の製品を使われています。
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スポンジタイプよりシートタイプが切りやすいです。
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私はこの健康法で声がれが激減し、ノドのイガイガはほぼ無くなり、滋陰降火湯の服用も減りました。
実践される場合は自己責任でお願いします。
副治効果として
アゴのたるみが減少し、見た目が若くなります。
顎関節の亜脱臼しやすい人も実践すると良いです。
