10年ぶりの来院です。やっとかめやな、マメやったかな。(飛騨弁)
症状
1ヶ月前から就寝後に左の上腕、二の腕が疼いて寝られないと言われます。日中は全く痛くないと。
首や肩関節の可動性を診ても異常はありません。
経験上、年齢的に、左上腕の症状が出ているのは心臓の負担があるので、先ず、それを軽減解消する施術を行うことにしました。
施術
深夜寝られないのは交感神経の過緊張なので興奮を収めます。そして、心臓の負担を減らします。
漢方東洋医学の考えに基づき井穴刺絡を行います。
経穴ツボは、両手の商陽(手人差し指)、両足の至陰(足小指)、左手の中衝(手中指)と少衝(手小指)を使います。
井穴刺絡学の詳しくは「21世紀の医学、浅見鉄男著」を読まれると良いです。名著です。
ご指導は、福岡県ぎんなん治療院の稲舛茂俊先生が行っています。書籍も下記から定価で購入できます。
一時期、刺絡は不要の考えでしたが、再検証するとこれじゃないとダメな症例も多々遭遇します。
現在は、感染予防もでき安全に提供できます。
翌日
患者さん「今まで夜間痛がウソのように楽になった」と言われます。年齢的に安心はできませんでのしばらく通院して頂きます。
手品のように効くのが漢方東洋医学なので、本当にやりがいがあります。効果が出ない場合は、証(漢方の診断)が違うので他の治療法を利用します。
経絡ツボの流れ
今回使用したツボは心臓の働きに関連しています。