数十年間悩んでいる偏頭痛の50歳代女性 頸椎1番の矯正が奏功し症状が消退した症例

通院中の患者さんです。

治療を何回か行い腰背部痛は軽快になったのですが、何回目かの来院時に相談がありました。

偏頭痛は女性に多い症状です。

頭痛と目の奥が痛い

月に1度はある無いかの頻度で偏頭痛が出るそうです。

偏頭痛と言っても片側に出るのではなく、後頭部と目の奥がすごく痛いそうです。

通常、片頭痛の特効薬である酒石酸エルゴタミンを内科などで処方してもらようにお勧めしますが、患者さんは辛い時にロキソニンを飲んでいるそうです。

治療

当院では、頸椎と上部胸椎の矯正を行い、最後に頸椎後頭関節の矯正を行います。

通常、これで頭痛関連は改善します。

当然変化が無ければ鍼灸も行いますが、まず脊椎椎間関節の矯正から行うのがセオリーです。非侵襲性の治療を優先するように考えます。

脊椎の変位よりも椎間関節の癒着を重視します。

頸椎2番には大後頭神経の出口もありますからたんへん重要です。

患者さんは、頚椎一番のXX変位があり、それを正常にします。上部頚椎の矯正はその場で症状が変化するものもありますが、だいたいが数日して変化を感じる場合が多いです。

目の奥が痛いのは三叉神経の支配下の症状なので、通常は体表からのアプローチでは改善しませんが、上部頸椎の治療では反応する事が多いです。

体の歪みは異常なの?

私は、このような歪みは二足歩行による椎骨の変位ではと考えています。

頸椎後頭関節の変位は90%も同じXX変位が多く、骨盤も80%がと同じX側の腸骨がXX変位するのがほとんどなので、リスティングを取る意味があるのかという問題がありました。足の重心もなんと80%はX足です。

それに疑問を持ち、解剖学矯正法を考案し現在に至ります。この矯正法は極めて安全で効果も絶大なので治療の第1選択しとなっています。

しかし、歪みがあるのは事実なので、最近は改めてそこへの治療するようにしています。

やっかいなのは、その歪みが病を引き起こすのか起こさないのかは分からないので、治療するしないは経験から判断しています。

結果

患者さんは年末大掃除でたくさん動いて、いつもなら絶対偏頭痛が出るのが出ないと、すごく喜ばれ治療の甲斐があったのです。

頸椎1番も変位が少なくなっていて、かつ可動性も出ています。

私の考え

私は仙腸関節や下部頚椎プラス胸椎の可動性を全部治してから、上部頚椎の頚椎後頭関節の矯正が必要だと考えています。

ひとつの技術で治ると凄い素晴らしいという風潮がありますが、残念ながら人間は多面的なものがあり、単一技術で治ることはほとんどないのです。

私たちの仕事は手技なので、どうしても少年老い易く学成り難しとなり、日夜努力するしか方法がありません。

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この記事を書いた人

村坂 克之

村坂療法の創始者、小又(こまた)接骨院院長です。
国家資格である柔道整復師、鍼灸師にて、科学的根拠(evidence)の西洋医学と実証経験の東洋医学の調和を図り治療に当たっています。
実証経験とは症例(n=1)の積み重ねのことです。
特に手技治療においては臨床の蓄積が治療成績につながります。
通常の治療で改善しない人、検査が異常無しでも症状がある人、手術を検討されている人、手術後の後遺症でお悩みの人は、どうぞご相談下さい。
手術の選択する場合でも、事前に治療や独自リハビリなど行うことにより術後の結果が良くなっている症例も多いです。
施す治療に100%の正解はありませんが、お力になれば幸いです。