結果を出す手技療法のパイオニア

腰部脊柱管狭窄症 手術後6年間しびれが取れない80代男性 独自の鍼灸で改善し始めました

患者さんは88歳です。ガンコ爺さんですが、症状が改善し始めたら笑顔が出てきました。

何歳になっても痛みやしびれが改善して、日々気持ち良く過ごせるのはうれしいことです。

2年前に同じ症状で当院の治療を受けていました。しかし、その時は症状が改善しなかったため、治療は中止されました。

善光寺参りのように、再び、奥さんに連れられて来院されました。

経過

患者さんは、北陸地方の病院で腰部脊柱管狭窄症の手術を受け、痛みは取れたものの、しびれが取れないという問題を抱えていました。

医科で、リマプロストアルファデクス錠(強力な血管拡張作用など)とエペリゾン塩酸塩錠(筋緊張に伴う症状を改善など)を処方されています。

しびれ止めのリリカやタリージェは、運転時の目まいや転倒の危険があるので処方をされていませんから流石です。

独自の鍼灸

再び、独自の鍼灸治療を行いました。

治療法は腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアによる腰からのしびれに特化しています。

最初に訪れた2年前と比べて、この治療法は大きく進化し、しびれに対する効果が格段に向上しています。

一般的な専門書にある治療法には記載されていない、私が発見した特定ポイントや独自の方法を使用しています。

患者さんに対して2回の治療を行ったところ、症状は大幅に改善しました。

患者さん自身も、症状が30%以上軽減したと感じています。

ここからが高齢者の施術の難しい点です。若い人と違い一足飛びには治りません。

80代後半なので、20-30回は必要になるでしょう。

病に勝つ信念が必要です。

週1回で30回だと7.5ヶ月かかります。2週間に1回だと1年2ヶ月かかります。

遠方の患者さんですと、宿泊されて例えば一泊二日ですと2回連続の施術をして頂きます。そうすると治療の重層効果が出ます。

痛みの波に注意

治療の効果は一時的に大きく改善することもあれば、一時的に悪化することもあります。これは波の満ち引きのようなもので、患者さんにはその点を説明しています。

一喜一憂してはいけません。まず温めて下さい。痛いからと直ぐ痛め止めを飲む習慣は止めて欲しいです。

また、患者さんが長年苦しんでいた症状が改善すると、他の部位の痛みも改善することを期待することがよくあります。私たちは運動器の痛みに対しても対応できるので、そのような要望にも対応しています。

当院の東洋医学療法はちゃんと効きます

高齢者にとって、お薬は臓器に負担をかける事が多いのは事実です。

しかし、症状が良くならないのに、お薬を止めるのは良くないので、どうすれば良いのでしょうか。

そのため、私たちのような東洋医学の鍼灸などの治療を受けることをお勧めします。

改善すれば、痛み止めやしびれ止めのお薬は減らす事が可能です。

年齢を重ねても、皆さんの心は若く、痛みのない生活を送ることができるように、私たちは全力でサポートします。

この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。