結果を出す手技療法のパイオニア

腰部脊柱管狭窄症の60代男性 ソマニクス®を足の井穴に貼り腰が伸ばせるように

ソマニクス®という、貼ることで痛みやしびれ、身体の不調を整える医療機器があります。

当院で利用するようになり治療成績が凄く向上しています。痛み止めの湿布より効くと思います。

この機器の利点は、人体へ非侵襲性なので患者さんの管理が安全になることです。

刺さない鍼 SOMANIKS ソマニクス 公式サイト

腰が伸びない

患者さんは腰椎すべり症からの軽度の脊柱管狭窄症があります。

腰を伸ばすとお尻から太ももへの痛みとしびれが出るから、腰を軽く曲げて歩かれます。

曲げて歩けば全く正常ですが、曲げて歩けば老人に見えるので、なんとか腰を伸ばして歩きたいと言われます。

叶えるように頑張りましょう!

施術

今までは、腰の痛い反応点ばかりに貼っていましたが、考えを新たにしました。

通常、腰の症状へは足の太陽膀胱経や足の少陽胆経を利用しますが、脊柱管狭窄症へは効かないことが多いのです。

足先や足甲へ着目しました。

足の少陰腎経という経絡ツボの流れがあります。

この経絡は「腰背を貫く」とありますが、この流れは腰や背中の背骨の前側を走っています。それに着目し、井穴(せいけつ)というエネルギーが出るツボへ刺激をしてみました。

今回は足の湧泉(KI1)の代わりの小指の爪甲根部の内側へ貼付しました。井穴刺絡学ではF3です。

引用:十二経絡図譜電子版、足の少陰腎経
引用:十二経絡図譜電子版
引用:井穴刺絡学会より

井穴には深部へ刺激ができる、ソマセプト® を使用します。(L又はmini)

そうすると、瞬時に足の冷えが軽くなり、腰にほんわか温かさが出てきました。

朝貼付したのですが夕方には腰が伸びるようになりました。

他の患者さんでも、足の甲に激痛が有るポイントが多く、これと併用することにより一層効きが良くなりました。

本当に人体の不思議ですね。

この記事を書いた人

アバター画像

村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。