来年70歳になられます。長年、デパス(エチゾラム)を服用され精神の安定をはかられていました。
かかりつけ医から、なるべく減らすようにとの指示が出ましたが、なかなか実現しません。車の運転もありますから余計不安になられます。
過去、何処の医者でもデパス(エチゾラム)をバンバン処方された時代がありましたが、現在は見直されています。
他の症状で通院されている患者さんから、不安感をなんとかして、夜も寝られるようになりたいと相談がありました。
飛騨弁で「ぞうやみ(臓病み)」と言います。悩みや心配事をそうして言います。
調べると、ぞーやみ (愛知の方言)、ぞうやみ(四日市市四郷地区方言)で各地で方言であるみたいです。
受付さんは標準語だと思ってたと言われました。
施術
デパスを長年服用されていますから、完全離脱は難しく減薬を目指します。ここ大事です。
やはり、頸部の施術が必要になります。当然、腰部神経叢や仙骨神経叢の関連もあります。
精神疾患は腰痛として痛みが出ることも多いのです。
独自の鍼灸を施します。K点に始まり、長年の臨床で培ったポイントを使います。
初回後の来院では、当日はぐっすり寝られたそうで、患者さんは凄く喜ばれました。
体調の波がありますが、凪のような波風が立たない、平和な気持ちが続くように改善を目指します。