結果を出す手技療法のパイオニア

両手母指CM関節症の50代女性 特殊鍼法で痛みは消えましたが自己リハビリで今後痛みをコントロールしていきます

遠方からの来院です。大阪府から電車でお越し下さいました。

56歳、2日間の治療日程です。

来院までの状態

母指CM関節は4年前から痛み出しました。

1年前に、整形外科を受診して右母指CM関節症と診断されました。注射を打ちますかと提案されましたが断ったそうです。

それ以後、何もされていないそうです。

初検の状態

患者さんは、以前から当院へ受診を考えていたそうですが、遠方ですし、コロナ禍で一旦断念されましたが、今年はコロナも落ち着いて来たので、思い切って治療の予約をされたそうです。

ありがたいことです。

拝見すると、右手の母指CM関節症です。外見上グレードは2相当です。最近は左手も同じように痛みを感じるようになってきたそうです。

遠因の仙腸関節の異常を診るストレステストは右>左の陽性でしたが、患者さんは自覚がありません。

やはり仙腸関節とのつながりはあります。

治療

1回で最大限の治療効果を出すために、これだけの治療が必要になります。

治療内容

  • 母指CM関節自体の抗炎症
  • 外側脊髄視床路への神経促通
  • 関連する脊椎椎間関節や仙腸関節の副運動の可動性回復
  • 患部の血流改善と上肢筋群の筋力向上
  • 独自サポーターの巻き方の習得
  • 自己チクチク法の習得
  • 正しいストレッチの習得

使用する治療法

  • 微弱電気通電
  • 母指CM関節症用専用鍼治療
  • 解剖運動学に基づく矯正法
  • パーマー式カイロプラクティック
  • アクティベーター療法
  • チクチク療法(長田式無血刺絡療法)
  • 加圧リハビリ(医療目的加圧トレーニング)

チクチク療法だけ痛みを伴います。

1日目

治療直後は母指CM関節症の痛みが消失しました。

2日目

痛みは元にもどり変化は無いそうです。

通院したい

治療が気に入られたのか、盆暮れには通院したいとの事でした。

通院できれば、それに超したことはありませんが、家庭で行う日々のストレッチや自己リハビリが大切なのは、言うまでもありません。

この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。