愛知県からお越し頂いた患者さんです。
足底筋への施術で足裏やふくらはぎのだるさが全て消失しました。
この患者さんだけの現象かと思いましたが、他の患者さんも改善していますので、新しい施術法が奏功しています。
足がだるい原因≠疲労物質
中年から高齢者まで、足がだるいとよく言われます。
疲労物質が溜まるのが原因と言われますが、原因は筋力の低下や筋肉の反射力の低下のようです。
当院の症例から判断すると、どうも大きな勘違いをしていたようです。
よくよく考えれば、人間にそんなに疲労物質が溜まるわけは無く、もしそうなら日常生活ができません。
加圧リハビリ®は効果あります
加圧リハビリ®加圧トレーニング®は素晴らしく、このだるさにも効果的です。
やはり筋出力の向上、筋反射力の向上の効果があるので良く効くのです。これは血流をプーリング(血液の貯留)させるためです。
しかし中には、芯のだるさが取れない患者さんもいます。
他の治療器
空気でふくらはぎや太ももを圧迫する治療器がありますが、下肢静脈瘤の予防に効果があるそうです。
これはリンパや血流の滞るを改善するためですが、それ以上の効果はありません。足のだるさに使用される施設も多いのですが、効果は器械にかかっている時だけです。
足底に電気を流して歩行を改善する器械も出てきましたが効果はいかほどでしょうか?やらないよりマシ程度と思います。
当院の施術
外反母趾に関連する筋肉はふくらはぎの中の筋肉、後脛骨筋、長趾屈筋、長母指屈筋などが関連しています。
それらの筋肉の脛骨後面の筋付着部や脛骨と腓骨の骨間膜に問題があるようで、その動きを出すための施術を行います。
当然、足底筋に効果が出るように行います。
今まで鍼を刺す時に、患者さんに痛いのを我慢して頂いていましが、それ用の鍼を使用することにより、現在はあまり痛みを感じなく受けて頂けます。
その結果、ウソのように楽になります。この軽快になる感じは、今までに無いほどで体験しないと分からないです。
施術は治るための呼び水
この施術をきっかけに、当院の足趾リハビリを行うと足の動きがどんどん改善して来ます。
外反母趾も長年研究してきて、ここでも結果が出始めて良かったです。
井戸を掘って呼び水が無いと井戸水があげられません。
施術も同じで、患者さんへ治療という呼び水を施し、治る方向へ導きます。
何を施そうが、患者さんの自然治癒能力が治すのであり、これを漢方では「脾の気」「腎の気」と言いすま。
「脾の気」は食物の摂取でまかなわれ、「腎の気」はその人の持っている生命力です。
表紙:足底筋Wikipedia改変