高山市の高校生の患者さんです。ご家族と来院されました。
整形外科で第5腰椎分離症(右側)の診断を受けられています。
腰が痛いとのことです。痛みがハッキリしないのが安定期の分離症の特徴です。
本来なら独自の鍼灸を行いますが、以前鍼施術を受けイヤな思い出があるようで、他の方法が無いかと言われます。
新しい施術法を用い様子を見ました。そうしたら、見事に腰の痛みが解消されました。
やはり東洋医学は、施術方法とポイントの選択に尽きます。
今まで力が入りにくかったのですが、踏ん張れるようになり、今まで痛く無かった腰部起立筋に痛みが出始めました。
こうなればしめたもので、簡単に痛みが出ないようにできます。
高校生になると、分離した腰椎は元には元に戻りませんが、痛みが無く生活が出来れば良しとします。
腰椎分離症の本質は、腰椎の疲労骨折と言われていますが、折れていても生活には問題はありません。
弱点として生活すれば良いです。
但し、両側の分離症で女性の場合は、腰椎すべり症に移行する場合が多いので、注意が必要になります。
その場合は腰椎固定術の手術となりますが、後々に固定した骨の上下が悪くなるので、鍼灸などでの体調管理が大切です。