結果を出す手技療法のパイオニア

治療法/施術法 原著や初期本を見ないと作者の意図が分からない 還暦を過ぎて気づきました

色々な治療法を勉強してきました。

治療法はアベレージである平均点が高いのが必要で、まぐれで劇的に治ってもそれは使えない技術です。

治療法/施術法の開祖である発明者が引退したり亡くなられていると、2代目や引き継いだ人達が伝承しています。

それはそれで素晴らしい事なのですが、発明者が何を意図してこの文章を書いたのか、年月と共にニュアンスは段々伝わらなくなります。

引き継いだ先生方は、初代に負けないように頑張れられて、色々な技を付け足してしまい、なんか目的がぼやけて困ることも間々あります。

そのような経験をしたので、近年は、原著か初期発行の本を必死に探すようにしています。

そうすると、現代の作者さんが取捨選択する以前の情報が初版や初期本にはたくさん残っていて、そこに貴重な情報が詰まっているのを気づきました。

鍼灸や漢方の古典も現代文に訳されただけのものを拝見したら、新しい発見がありました。

解説本は、分かった気分になるだけで、かえって遠回りになります。

スピード時代ですが、原著をじっくり読み理解する大切さを感じたので、再び勉強し、より良い施術を患者さんに届けたいです。

人生にはショートカットがありません。熟考することが本当に大切です。

1974年発行
1989年

この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。