結果を出す手技療法のパイオニア

母指CM関節症・ばね指の50代女性 経過が一進一退だったのは仕事がハード過ぎたのも一因でした

高山市の患者さんです。

10年以上何かある毎に来院されています。今回は、両手の母指CM関節症、右手の中指と薬指のばね指です。

80日に渡り10回ほど治療しましたが、一進一退の経過です。

当院では昔は仕事内容に関してああだこうだと言っていましたが、現在はよほどの事が無い限り言及はしません。

それは仕事内容は簡単には変えられませんし、それで生活の糧を得ていますから、その仕事の中で、改善する方法を探っています。

この患者さんも、根本原因が頸椎にあるのが分かり、頸椎胸椎の治療をプラスしたら改善度は抜群に上がりました。

しかし、私の思い描く経過になりません。

患者さんも再来院したときには、「1日2日は調子が良く痛みも無いんですが、また元に戻ってしまいます」と言われます。

そんな経過途中で、治療経過が良くなって来たので聞きましたら、仕事内容を変えてもらったと言われました。

以前は、仕事内容が男性がやっていた仕事をしていたそうです。

患者さん自身も、この痛みの経過では仕事を続ける自信が無くなり、会社へ退職の旨を伝えたそうです。

会社側も昨今の人手不足で配置転換を提案してくれたそうで、仕事内容を軽いのに変わったそうです。

そうしたら、治療の効果がグングン出で、患部の痛みが楽になってきました。

同僚も同じ仕事をしたら、凄くキツくて驚いたそうです。

そこまで頑張る患者さんも凄いですが、体を壊してはダメですから、無理もほどほどにして欲しいです。

もしあのままの仕事量でも、あと3段階くらい深く効く治療を考えていましたから、今後、状態の悪い患者さんが来ても対応できます。

悪い患者さんに対峙するほど、治療技術は向上しています。

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。鍼師、灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。