結果を出す手技療法のパイオニア

膝痛の70代女性 経過良好になりましたが草取りで悪化 一旦整形外科で炎症を抑えて頂きます

数年前から膝が痛く、1ヶ月前から本格的に痛くなり来院されました。

かれこれ10年前から膝は調子が悪く、整形外科へ行ったしてされていまた。

症状

膝が腫れています。水は若干溜まっています。

起床時に足を着くと痛くて、何回か踏み直すと痛みが取れて歩けるようになるそうです。

その時は膝裏から太もも裏側とふくらはぎへも痛みが出ます。足首も腫れるとこがあります。

難しい症状

この症状は、坐骨神経痛と膝関節炎と足首の関節炎が重なってる状態です。

1個1個、症状を退治していきます。

経過

鍼灸、加圧リハビリ®、長田式無血刺絡療法を使います。

2.3回で足が曲げられるようになりました。患者さんも大変喜ばれました。

その後は、一進一退で、劇的な症状の変化がありませんが、少しづづは改善傾向にありました。

鍼治療を7回、加圧リハビリ®を18回行い、ようやく本丸の悪化している原因が浮き出てきました。

ここからが主婦あるあるで、調子が良くなるとできなかった仕事を一気にされるのです。自宅庭の雑草が酷くて、膝が調子良いから草取りをされました。

翌日、激痛が出て来院され、膝が腫れて、再び水が溜まっています。この場合は、整形外科で炎症を抑えるステロイド注射とヒアルロン酸の注射をして頂きます。

このような症状へのステロイドは、本当に伝家の宝刀を抜く感じで、南総里見八犬伝の村雨のようです。悔しいですが良く効きます。

ヒアルロン酸は、一時凌ぎなので継続する意味合いはありませんが、このような急激な症状にはたいへん有効です。

高齢者で継続してヒアルロン酸注射する人がいますが、意味合いは無くても、軟骨に良さそうと勝手に想像しますから続けますよね。

注射する側、受ける側、両方の雑菌が入らないように注意が必要です。

話が脱線しましたが、一旦、整形外科で炎症を抑えて頂き、再び当院での治療を再開します。

原因は

本当の原因は、坐骨神経痛でも、変形性の膝でも無く、坐骨と深部殿筋群にありました。梨状筋ではありませんでした。

この異常を解消すれば、膝の変形が有っても楽に動けるようになります。

本当は、昔のように、整形外科と私たちが協力すれば1番早く治ると思います。

この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。