母指CM関節症の61歳女性、治療後動作痛が著明に改善/雑巾が絞れる/ピッチャーが持てる/タイツが引き上げられる/

遠方からの来院ありがとうございます。和歌山県からお越し下さいました。

JRのご利用です。

2日間の治療日程です。

来院までの状態

平成29年冬から痛みを感じ始めたそうです。

心当たりは大掃除の拭き作業で力を入れすぎたくらいだそうです。

平成30年末に整形外科を受診しされました。

両手の母指CM関節症の診断です。右>左です。

定番の解説である、「加齢が原因」「使いすぎ」が原因で、消炎鎮痛剤の入った湿布をすれば良くなると説明をしてもらったそうです。

不安になりネットで調べられて、当院のブログ記事を読まれて来院を決意されたそうです。

初検の状態

両手の母指CM関節症です。グレード2程度です。

右手がより悪いです。

CM関節の痛みをかばうために、母指MP関節(中手指節関節)にも痛みを感じるそうです。

関節が柔らか過ぎる

母指CM関節症になる人は関節が硬い傾向がありますが10%くらいの人は関節が柔らかすぎる人が存在します。(当院調べ)

患者さんの特徴は、関節が柔らかすぎます。

柔らかくても指の筋力があれば良いのですが、女性なのでより筋力が弱いです。

しかし前前腕筋の異常緊張は存在します。柔らかいけど固さがある、この鑑別は難しい点があります。

手首と指の柔軟性の調和が取れていません。

股関節の開排運動も両方に引っかかりがあります。

治療

2回治療します。

治療内容

1回で最大限の治療効果を出すために、これだけの治療が必要になります。

  • 母指CM関節自体の抗炎症
  • 外側脊髄視床路への神経促通
  • 関連する脊椎椎間関節や仙腸関節の可動性回復
  • 新しく開発した腸腰筋治療
  • 骨盤と肋骨の動的可動性の回復と立位体幹軸の修正
  • 患部の悪玉活性酸素除去
  • 患部の血流改善と上肢筋群の筋力向上
  • 独自サポーターの巻き方の習得
  • 自己チクチク法の習得
  • 正しいストレッチの習得

使用する治療法

  • 低周波通電/微弱電気通電
  • チクチク療法(長田式無血刺絡療法)
  • 解剖運動学矯正法
  • 村坂腸腰筋治療(仮)
  • パーマー式カイロプラクティック
  • アクティベーター療法
  • リアライン療法
  • 高濃度人工水素水浴
  • 加圧リハビリ(医療目的加圧トレーニング)

チクチク療法だけ痛みを伴います。

初日

当院の母指CM関節症の治療を行います。

解説や練習も含めると2時間30分はかかります。

治療後に痛みを確認して頂くと痛みは感じなくなっています。

2日目

朝の食事がバイキングだったそうです。

オレンジジュースのピッチャーを持つのが不安でしたが、持ってみたら痛みが無く持ててうれしかったそうです。

ピッチャーのイメージ図

初日より股関節の動きは一段とスムースになりました。

治療後にタイツを引き上げる動作も痛みが無くできたそうです。

自己リハビリとゼラチン

患者さんは関節が柔らかいために、独特な手の動きをされるクセがありました。

これを直さないと、どうしても母指CM関節に負担がかかります。

2019年1月より新しい自己リハビリが完成しました。

実行して頂くと、CM関節周辺の筋力も付き、母指CM関節の関節面が一段と正常になります。

患者さんは動作時の痛みに対する不安が有るようですが、関節面が正常になると痛みも減るので心配は不要です。

ゼラチンは関節の栄養になるので積極的に取って頂きます。

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この記事を書いた人

村坂 克之

村坂 克之

村坂療法の創始者、小又(こまた)接骨院院長です。
国家資格である柔道整復師、鍼灸師にて、科学的根拠(evidence)の西洋医学と実証経験の東洋医学の調和を図り治療に当たっています。
実証経験とは症例(n=1)の積み重ねのことです。
特に手技治療においては臨床の蓄積が治療成績につながります。
通常の治療で改善しない人、検査が異常無しでも症状がある人、手術を検討されている人、手術後の後遺症でお悩みの人は、どうぞご相談下さい。
手術の選択する場合でも、事前に治療や独自リハビリなど行うことにより術後の結果が良くなっている症例も多いです。
施す治療に100%の正解はありませんが、お力になれば幸いです。