日夜、治療の研究しています。
今までそれほど効果が期待できないと思っていた治療法が、やっばりどころか、絶大な効果があるのを思い知りました。
恐れ入谷の鬼子母神 です!
肝心なのが、現代人への提供するには、ひと工夫もふた工夫も必要になります。
それを研究した先生や先人に感謝です。
灸頭針や箱灸
私の師事した先生が灸頭針をメインで行われていましたので、当然真似るわけですが、目を離したときに、鍼に付けた灸が落下しヤケドする事があるので危険と判断し中止し、安全な箱灸を自作して使いました。
箱灸の効果はバッチリありましたが、灸の煙で室内の壁や天井や蔵書も黄ばみました。導入した空気清浄器も故障しても使用方法がNGとの判定で保証の対象外となりました。
そんなわけで、お灸を使用するのを中止して、後は温熱物療機器で代用していました。
お灸が効くのは熱より艾(モグサ)の成分
中野正得先生(和歌山県御坊市・中宮院院長)の講義を受けることできました。
先生は「無熱灸」と命名されていました。過去に医道の日本で論文の発表を行われています。
【灸革命・火を使わないお灸温感無熱灸の考案 医道の日本72巻10号2013年】
先生は経絡治療をされています。無熱灸の素晴らしい効果を解説してもらい実技も披露して頂きました。
先生の経験上、無煙で無熱の灸でも効果がしっかりあるそうです。これには大変驚きました。
そうなら、モグサを体に貼れば効くと思いますが、それでは全く効かなく、当然ですが効かせるノウハウがあります。
ホンマかいなと、早速、初老の私自身に試してみました。へぇーっと何も感じないのにビックリするほどの効果です。
パラダイムシフト(コペルニクス的転換)かもしれません。
これなら、患者さんに苦痛を感じさせず無痛で症状を緩和できます。
温熱治療器
本来、東洋医学では、灸の方が鍼より効くとされていますが、手間が大変なのと、鍼の方が特殊な印象なので、昨今衰退してきました。
赤外線、遠赤外線など温熱だけなら数々の物療機器も販売されてきましたから、お灸は不要で代用できると思うのは当然の流れです。
ところが、大昔にお灸の効果は驚くべきものであることが分かっていたのです。ホント参りました。
私は鍼灸より脊椎矯正の方が楽しかったので、すっかり見過ごしていました。
より効果が期待できます
この方法の採用により、もっと即効性や持続性が期待できる治療が可能となりました。
お灸の痕も付かないので現代にマッチして、特に冬期間が寒くて長い飛騨地方では絶大なる効果が期待できます。
治療の真髄は、ヒポクラテスの理想であるNo Harm(無害)を目的としています。もっと研究し患者さんを今までより早く治すようになりたいですね。