結果を出す手技療法のパイオニア

自己体験:坐骨神経痛と股関節痛にチクチク療法(PNST)が1番効果的でした

私(村坂)の症状を自分で治療した治療例です。

自分で自分を治療しますから、1番正しい判定ができます。

元々、腰椎4番/5番、腰椎5番/仙椎1番の間に椎間板ヘルニアと辷り症があります。

今回は、右坐骨神経痛と右股関節痛のダブルの痛みです。マジで辛かったですね。

葬式で無理な姿勢をしたために足が上げられません。歩行時、股関節に激痛が出ます。足がこんなに重いとはビックリです。よって車に乗車するときに足に手を添えて上げることになります。加えて、以前からの坐骨神経痛がぶり返してきました。

治療の流れ

痛みを感じて、2週間位の治療期間です。

お薬

市販名:タイレノール(一般名:アセトアミノフェン)500㎎/3回、市販名リリカ(一般名:プレガバリン)25㎎/朝晩、を数日試しましたがあまり効果が出ませんでした。

リリカは以前服用したときは抜群に効いたのですが、今回はダメでした。

タイレノールをロキソニンにした方が効果があったとは思いますが、手持ちががあったので使いました。

こんな風な経過で、患者さんは整形外科では治らないと思われ、当院へ来院されるのかなと思いました。

リリカも1日75㎎×2まで増量して変化が無ければ他の方法を探すべきと、主治医は言われています。

先生によっては、1日300㎎まで増量する考えがありますが、どうなのでしょうか、私には分かりません。

東洋医学治療

お薬の効果を確認したので、本業の東洋医学治療を行います。

鍼治療は一定の効果が有るのを再確認しました。

すっーと痛みやシビレが取れるのは本当に気持ちいいです。股関節痛への新しいポイントを見つけました。これで変形性股関節症ももっと効くようになります。このポイントが3寸鍼でようやく届く深さです。

即効性や持続性があるので、来院回数が限られる遠方からの場合は必須治療ですが、できるだけ費用対効果を考え、頻回の治療ができるなら、もう少し安くできるように他の方法を考えます。

使い捨てカイロ

朝に、腰と股関節に貼ります。まあまあ動けるようになりました。

今回のような、春先の冷えには最適です。今年2022年は3月下旬に一旦暑くなり、その後4月に入り凄く寒くなった春なので、カイロは温灸として使えます。

チクチク療法

痛みや神経痛に抜群の効果を発揮するチクチク療法を行います。

県外からの母指CM関節症などの患者さんへは自己リハビリとして、しっかり学んで頂きます。

自分自身に治療して、こんなに効くとは驚きました。治療直後に足が上げられようになりました。感動です。

その後、痛みは再び出ますが以前よりましになります。何回か行ったらドンドン良くなりました。

今回の痛みの原因が患部の炎症より、交感神経の害、すなわち交感神経の異常興奮が原因だったのです。チクチク療法でその興奮を収めることができたので痛みが減少したのです。

チクチク療法はどうしても痛いので実施するをためらう場面も多いのですが、やっぱり凄い効果があるので、症状を見極めてドンドン使うようにしなければいけないと思います。

お薬を使わずにこれだけの効果があると本当に助かります。

PNSTとは

PNST(Prickling Neuro-Stimulation Technique)とはデルマトーム及びその他の刺激点を出血させずに押圧し、自然治癒力を高める西洋医学と東洋医学が融合したメイド・イン・ジャパンの治療体系です。

この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。