毎年、スキーシーズンになると思っています。
私自身、学生時代、スキー部に所属していました。体重がありましたので大回転は得意でしたが回転は不得意でした。
中学生から足の形は気になっていて、なぜたろうと思い、母親に相談して医者に連れて行って貰い診断を受けましたが、問題無いとのお答えでした。
受診したのが内科でしたし、当時も今も下腿外旋に着目する整形外科医は殆どいません。
股関節、膝関節、足関節の軸を問題にする専門家はいないのです。
カント角度を付けた
当時はインターネットもありませんでしたから、雑誌スキージャーナルなどから情報を得て、カントを付ける良いらしいと記事がありました。
ブーツに加工ができませんから、ビンディングの台座に加工しました。
そうすると、回転がいともたやすくでき、アイスバーンでもズレが少なくシュプールを描くことができました。
めちゃくちゃ感動した覚えがあります。
しかし、カントのプレートが割れたのと、足首に無理がかかり長時間はできなくて、結局外しました。
軽度の下腿外旋にはカント調整は有効です。
本当の原因は下腿外旋
この仕事に就いてからも常に考えていました。
下腿の外旋があるので、インエッジが効かなく、足の内側へ体重が乗りにくいのが判明しました。
それとは反対の下腿内旋は下腿外旋より影響は少ないです。下腿内旋は女性の内またに多いですが、内またも下腿外旋のがあるので要注意です。
よくあるO脚は下腿外旋が併発している場合は重症です。
軽度の下腿外旋は筋力で修正ができる人もいます。
サッカーにはO脚が良い
こと、サッカーではO脚だと、ボールさばきがしやすい実情があります。
小中学生のサッカー選手の保護者からO脚ぎみになってきたと相談がありますが、これもボールさばきの為です。
そうならない子は、外傷性外脛骨を発症します。
股、膝、足首の回転軸
股関節、膝関節、足関節の軸が揃っている足が最高なのですが、生まれ持ってその足のお子さんは天性で上手なので努力しません。
少し歪んでいる子の方が、努力を惜しまないので上手になります。