結果を出す手技療法のパイオニア

坐骨神経痛の自宅リハビリ お尻をソフトボールでグリグリすると夜間痛が減ります

坐骨神経痛、日中は多少痛くても何とかやり過ごすことはできますが、夜、特に就寝時が痛いのは本当に辛いです。(自己体験)

昨年、坐骨神経痛には使い捨てカイロが効くと記事を書きました。この情報は大好評で、それで痛みが引いた人も多いようです。

当院の患者さんでも実施されて通院回数も減り早く治っています。

今回はもっと積極的に改善する方法をご紹介します。

よく、痛いのはほぐすと良いとか言いますが、マッサージなどで緊張がほぐれてはダメな部位も多く、この自己リハビリも適切な刺激を与えることにより臀部筋群の異常緊張のみを取る目的で行います。

実施される場合は自己判断でお願いします。効果は個人差があります。

使用するボールも、ソフトボール、硬式テニスボール、軟式野球ボールなど試して下さい。

梨状筋の引きつりが原因

足、太もも、ふくらはぎが痛くても原因は腰やお尻にあります。

坐骨神経がお尻を通過するときに、梨状筋(りじょうきん)と言う筋肉の隙間を通過します。

腰部椎間板ヘルニアがあっても無くても坐骨神経痛では、梨状筋の引きつり(スパズム)が起きます。

その引きつりで坐骨神経の経路が狭くなり流れが悪くなるのが原因です。

これを、物理療法(電気治療)や手技で過緊張をリリースするようにします。

しかーし、殿筋関連は強力な収縮力があるので、他人が行ってもあまり効果が出ないことが多く、受ける側のご自身の痛いと感じる痛いポイントとズレる場合も多いです。

当院では仙腸関節の隙間を回復させる矯正法マニピュレーションや鍼治療や加圧リハビリ®で対応しています。

自宅でのリハビリや養生はどうすれば良いでしょうか?

ソフトボールでグリグリする

ソフトボールを使って、殿筋や梨状筋をグリグリします。そうすると異常な筋緊張が緩和されて痛みも減ります。

ソフトボールは、1号から3号まであります。大人の女性は2号、大人の男性は3号を使用します。

方法

入浴後か、体が温まっているときに行います。

仰向けに寝て、お尻のくぼみがソフトボールに当たるようにして、軽く体重を乗せて体を動かしてグリグリします。

多少の痛みが出ますが気持ちの良い痛みなら続けて下さい。

何回するのですかと質問がありますが、時間にすれば5分以内です。毎日コツコツやります。

やり過ぎは痛みがぶり返すので徐々にやって下さい。(神経が逆に興奮する)

ポイントとして、ご自身が痛みを感じるポイント、仙骨(尾てい骨)のキワ、お尻の外側です。図解参照。

ハムストリングス(太ももの裏側)がつるときは、坐骨結節をめがけて行います。

ふくらはぎなどへはボールがズレやすいので筒状のフォームローラーをお勧めします。

これで辛い神経痛も軽減します

この方法を患者さんへ指導していましたが、すこぶる効果的なので公開することにしました。

神経痛のお薬でリリカやタリージェがありますが、効かない人、副作用で飲めない人、飲みたくない人がいます。

こんな簡単な方法ですが、改善するスピードが上がるので楽しんでやってみて下さい。

厳冬期はカイロも必要です。

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この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。鍼師、灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。