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両手STT関節症の57歳男性 当院自己リハビリで大きく改善 正確な方法と治療を求め来院されました

遠方からの来院です。東京都からお越し下さいました。

治療は1日の日程です。お車で来院されました。治療後、新穂高へ宿泊し翌日焼岳に登られるそうです。

来院までの状態

両手の手首の親指側に痛みを感じます。

右手が痛くなってきたのは、7.8年前からで、痛いのは冬のみで、その間は保温サポーターを付けて、春になれば痛みが引いたそうです。

去年の冬から痛みが強くなり、冬山をストックを突いて登ったのでよけいに悪化し、春になっても痛みが引かないので整形外科を受診しました。

患者さんは腱鞘炎と思っていたそうですが、診断はSTT関節症でした。

注射は無く、痛み止めのみの処方で、我慢できないようなら手術になりますとご託宣を頂戴したそうです。

来院時の状態

両手のSTT関節症です。右手のSTT関節に少し腫れがあります。

事前に購入された母指CM関節症を主体とする自己リハビリの資料を購入されて、1ヶ月リハビリしたら随分痛みが改善したそうです。

自己リハビリのやり始めは、手関節に激痛に耐えたそうです。これは手関節の柔軟性が無かったためです。

市販のサポーターも仰々しいだけで全く効果が無いと、そこで、しっかりとした指導を受け、治療も受けたい、特製サポーターも必要と来院されました。

治療の過程で、股関節の異常も見つかりました。

治療

STT関節症でも治療は母指CM関節症と全く同じです。

但し、自己リハビリの方法が追加で学んで頂く事があります。

治療内容

1回で最大限の治療効果を出すために、これだけの治療が必要になります。

  • 母指CM関節自体の抗炎症
  • 外側脊髄視床路への神経促通
  • 関連する脊椎椎間関節や仙腸関節の副運動の可動性回復
  • 新しく開発した腸腰筋治療
  • 骨盤と肋骨の動的可動性の回復と立位体幹軸の修正
  • 患部の悪玉活性酸素除去
  • 患部の血流改善と上肢筋群の筋力向上
  • 独自サポーターの巻き方の習得
  • 自己チクチク法の習得
  • 正しいストレッチの習得

使用する治療法

  • 微弱電気通電
  • 母指CM関節症用専用鍼治療
  • 関節運動学矯正法
  • 村坂腸腰筋療法(仮)
  • パーマー式カイロプラクティック
  • アクティベーター療法
  • チクチク療法(長田式無血刺絡療法)
  • 高濃度人工水素水浴
  • 加圧リハビリ(医療目的加圧トレーニング)

チクチク療法だけ痛みを伴います。

股関節の異常を発見

股関節と仙腸関節は密接な関係があり、それが遠因となり頸椎からのSTT関節への影響があります。

患者さんは、悪い右側の股関節の動きが悪く、解剖運動学に基づくマニュピュレーションを行い、可動性が正常となりました。

股関節テストの詳細

仙腸腸関節への解剖運動学矯正法や腸腰筋修正で回復させます。仙腸関節の動きの修正のみでは不十分です。

開排運動も正常になりました。股関節のFadirf・Fabere(Patrick)テストも正常になりました。

  • Fadirfテスト:膝屈曲位で股関節を90度屈曲し、その位置から内転、内旋、屈曲。仙腸関節の前屈が起こる。
  • Fabereテスト:股関節90度屈曲位から外転、外旋、伸展。股関節に問題がなければ仙腸関節の検査になる。仙腸関節前屈が起こる。
  • Patrick(パトリック)テスト:仰臥位で股関節を屈曲・外旋し,足部を反対側の大腿にのせて胡座をかいたような姿勢にして膝を下に押しつけると股関節痛が誘発される。

結果

STT関節の痛みも減少しました。

あとは自己リハビリはSTT関節用のを学んで頂きます。

股関節の開排状態である詰まり状態も解消されたので、歩容も大変楽になり「これで登山も楽になります!」感動されました。
(股関節の可動性が劇的に改善)

患部のみを診る西洋医学と違い、漢方、東洋医学は全身から患部を診ます。

どちらも良い点悪い点があり、これからの時代は両方が必要な時代になります。

登山のストック問題

ストックの長さもさることながら、グリップが大変重要になります。

手の形は千差万別なので、グリップも色々試して、自分に合う物を見つけられると、手の負担が減ります。

関連痛の存在、改変引用:Dermatome (anatomy) – Wikipedia

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この記事を書いた人

村坂 克之

村坂療法の創始者、小又(こまた)接骨院院長です。
国家資格である柔道整復師、鍼灸師にて、科学的根拠(evidence)の西洋医学と実証経験の東洋医学の調和を図り治療に当たっています。
実証経験とは症例(n=1)の積み重ねのことです。
特に手技治療においては臨床の蓄積が治療成績につながります。
通常の治療で改善しない人、検査が異常無しでも症状がある人、手術を検討されている人、手術後の後遺症でお悩みの人は、どうぞご相談下さい。
手術の選択する場合でも、事前に治療や独自リハビリなど行うことにより術後の結果が良くなっている症例も多いです。
施す治療に100%の正解はありませんが、お力になれば幸いです。