高齢者であっても上の血圧は130mmhg以下が理想ですが、それを実現するには血圧のコントロールを50代から始めないと実現しません。
高くなればお薬を飲めば血圧は下がりますが、高血圧に耐えた血管は元には戻りません。
私たちは普段から何を気をつけたら良いのでしょうか。
やはり、高血圧の高齢者は塩もナトリウム(Na)の少ない塩が良いようです。
高血圧に塩分は無関係と言う医者もいますが、トンデモ学説なので信じないようにして下さい。
加齢と共に塩分に対する感受性も下がりますから、どんどん濃い味付けを好むようになります。
特に飛騨地方は塩気が強いのを好まれますから減塩は大切ですが、やはり味が物足りないと言われます。
調味料の塩や醤油を減塩に変える生活にすれば簡単に実現できます。その分、苦み成分のカリウムは増えますが問題はありません。
代替塩や減塩醤油は、最初美味しく感じないのはカリウムの苦みのせいです。そのうち慣れますので頑張って続けましょう。
結果
中国農村部の600の村の2万995人を対象とした非盲検ランダム化比較試験(RCT)です。追跡の平均期間は4.74年。
結果は、代替塩群で脳卒中-14%、主要心血管イベント-13%、全死亡-12%、でした。
素晴らしい結果です。日本人もアジア人ですから同じように考えて大丈夫でしょう。
こんなに塩分の影響が有るとは怖いデスね。
代替塩や減塩醤油
塩は当然として、お醤油も減塩が良いです。
減塩醤油は不味いのがありますから色々試してご自身の味覚に合ったのを探して下さい。
代替塩
減塩醤油
論文
心血管イベントと死亡に対する塩分置換の影響
PubMed
Effect of Salt Substitution on Cardiovascular Events and Death – PubMed
New England Journal of Medicine (NEJM)
Effect of Salt Substitution on Cardiovascular Events and Death | NEJM