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村上宥快和尚さん説法「禅定(座禅)」

村上宥快和尚さん【1918年(大正7年)10月8日〜1991年(平成3年)3月12日・享年72歳】のお話をまとめました。

禅定(座禅)

日本の座禅は、形だけがものすごく厳密なのです。

樫の棒で肩を叩いてもらうのです。それでびっくりして目が覚めるのです。これでは心の目は覚めません。
 
どうして無念無想という考えをするのでしょうか。

座禅が終わった後、一杯聞し召すのが楽しみだという人が多いようです。そういう人は、禅天魔といわれるように屁理屈が多いのです。

聞こし召すとは – コトバンク

無念無想になり、自分の心にわだかまりが入ってくるから、屁理屈が多くなってくるのです。

お釈迦様の教えた座禅は、屁理屈を並べなくても調和が取れてきます。

これに対しての、心の条件が具備されてきますから、調和や安らぎにつながるのです。だから、形は関係ないのです。

半跏座(はんかざ)、結跏趺座(けっかふざ)でなければ座禅ができないのは嘘です。

私どもも禅定をする時に、まず想念という条件を自分で自分の心に当てはめてみるのです。

想念という発電能力が、本当に正常であるか、ないかと。

想念という機能は発電能力を持っているのです。

この世で、あの世から通信を受けたものは、心の体験により神経という条件にて、五官の感知により様々な体得をします。

今度は逆に、般若波羅蜜多という記憶装置である神の心へ全部返すのです。

想念は発電能力であり発信器であり、天上界からの受信器でもあります。

これが私たちの心の働きというものです。

大別しますと、本能、感情、知性、理性、意志という心の働きを持っています。

そして、本能という条件がバランスを崩していないか、感情という条件が、荒びていないか、喜怒哀楽という感情という条件が、喜びも、怒りも、全て調和されているかを観るのです。

これを自分の心の中で描いてみる。これが反省の要件には非常に必要なのです。

どうも感情的に落ち着かない。人から受けた仕打ちが面白くない。なかなか忘れられないようでは、こういう時は反省しても成果が上がりません。

ですから深呼吸をするのです。

深呼吸をしますと、新陳代謝が高まり、体の中の炭酸ガスが出て行きます。

腹が立ったり、頭へ来た時に、深呼吸をしばらく静かにしますと、段々、自分の心が落ち着いてきます。

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。