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神経根鍼通電療法の実際 腰椎椎間板ヘルニアや腰椎すべり症への効果 最近の症例より

整形外科で行われる神経根ブロックの箇所に鍼を刺します。

技術的にたいへん難しい治療法です。

神経根鍼通電療法

ようやく刺入するときの痛みが少ない鍼に出会えたので、実施するのに気後れは無くなりました。

時代の進歩は使い捨ての鍼の品質もどんどん向上しています。

神経根に当たると、その場で痛みが半分以下になります。治療後は3割以下になり、持続期間は患者さんや症状により様々です。

今までは臀部に鍼を刺して坐骨神経に響かせる手技はありましたが、それより数段効果が出ます。

神経根に届くように刺した鍼とアースの鍼に通電を行います。3Hzで10~20分行います。

神経根に当てるのを目視で行いますから難しいです。体表用の物差しも必要になります。

患者さんのポジションも重要です。

最近の症例

神経根鍼通電療法はたいへん効果があるのを確認しています。

本来は腰仙関節(腰椎5番と仙骨の関節)の可動性の矯正が必要なのですが、まず痛みを取らないと始まりません。

53歳男性

農作業で坐骨神経痛を発症されました。

MRIで腰椎4番の椎間板ヘルニアを確認。軽度。お尻から左足首までのシビレと痛み。痛み止め、シビレ止めは服用中なれど少ししか改善しません。

神経根鍼通電療法を腰椎4番神経根に実施しました。直後、痛みやシビレが2割まで減少し、3日後来院。お尻の痛みやシビレはほぼ消失したが、太ももやふくらはぎの痛みやシビレは以前あり、次回実施予定です。

70歳女性

散歩やヨガで坐骨神経痛を発症されました。

一昨年、整形外科で腰椎4番すべり症の診断を受けています。1ヶ月前から腰部痛とそけい部や太ももへの痛みとシビレが出てくるようになりました。寝返りが痛くてできません。以前ギックリ腰を当院で治したことを思い出されて来院され、すべり症は触診でも確認しました。

神経根鍼通電療法を腰椎4番5番神経根に実施しました。直後、症状3割くらいに軽減、寝返りも可能になりました。

すべり症自体は改善しないので痛み止めとしびれ止めの処方をして貰うように整形外科を紹介しました。鍼灸治療は週1回を提案しました。

症状が一進一退の場合は、後々手術の適応になると説明しました。

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この記事を書いた人

村坂 克之

村坂療法の創始者、小又(こまた)接骨院院長です。
国家資格である柔道整復師、鍼灸師にて、科学的根拠(evidence)の西洋医学と実証経験の東洋医学の調和を図り治療に当たっています。
実証経験とは症例(n=1)の積み重ねのことです。
特に手技治療においては臨床の蓄積が治療成績につながります。
通常の治療で改善しない人、検査が異常無しでも症状がある人、手術を検討されている人、手術後の後遺症でお悩みの人は、どうぞご相談下さい。
手術の選択する場合でも、事前に治療や独自リハビリなど行うことにより術後の結果が良くなっている症例も多いです。
施す治療に100%の正解はありませんが、お力になれば幸いです。