結果を出す手技療法のパイオニア

筋膜リリース IASTM SMART Tools 認定資格者になりました

2020年11月8日に、筋膜リリース IASTM SMART Tools 認定資格者になりました。

筋膜リリース IASTM にて、医療系施設としては岐阜県下初の認定となります。

今後、ますます治療の幅が広がり、患者さんの多彩な症状に対応できます。

IASTM(アイエーエスティーエム)とは

IASTMは治療家が効率的に軟部組織機能障害を探し、治療することを可能にする新しい領域のツールです。

テクニック自体は、中国伝統医学のカッサを近代的に発展させたものと言われています。
カッサは筋骨格系の症状を治療するためには使用されなかったが、伝統的に皮膚を通じて悪い気を移動させるために用いられてきました。

IASTMは独自の適応と限界、非侵襲性を維持しながらの有効性と効率性から急速に人気が高まっている治療です。

IASTMは筋膜制限の検出および治療、迅速な位置確認の促進、軟部組織の線維症、慢性炎症、または変性を呈する領域の効率的な治療を成し遂げるために人間工学的に設計されたツールです。

全運動連鎖の至るところで、筋骨格系の強さと筋肉の不均衡に対処することで生体力学的欠陥を修正するためにデザインされた全てのマニュアルセラピー、エクササイズの補完、関節モビライゼーションのような追加のアプローチもIASTMと組み合わせての使用が推奨されます。

作用機序は?

IASTMに用いられる器具は効果的に筋膜制限や瘢痕組織を分解します。

これらの器具の人間工学に基づいたデザインは、制限を検索する能力を臨床家に提供し、臨床家が適切な圧力で患部を治療することを可能にします。

影響を受けた軟部組織構造への制御された微細損傷の導入は、局所的な炎症反応の刺激を引き起こします。

微細損傷は不適切な線維症または過度の瘢痕組織の再吸収を開始し、治癒活動の反応を促進し、影響を受けた軟部組織構造のリモデリングをもたらします。

軟部組織の癒着は手術、安静、繰り返しの損傷または他のメカニズムの結果として発生している可能性があり、それを分解することが完全な機能回復の発生を可能にします。

適応症

  • 運動制限
  • 運動時の痛み
  • 運動制御(モーターコントロール)の問題
  • 筋の動員の問題

禁忌

  • 完全性の欠如した組織(開放創、感染症、腫瘍)
  • 能動性の埋め込み機器(ペースメーカー、内部除細動器、末梢挿入型中心静脈カテーテル /ポンプライン)
  • 深部静脈血栓症
  • 頚動脈洞

【出典】

Instrument Assisted Soft Tissue Mobilization – Physiopedia
日本語訳:IASTMとは | Coubic

SMART TOOLS JAPAN – アメリカFDA承認のIASTM

この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。