結果を出す手技療法のパイオニア

腰部脊柱管狭窄症の79歳男性 1年に渡る治療の結果 痛みは消失しびれは残存

腰部脊柱管狭窄症の79歳男性です。下腿部から足指先までのしびれと痛みがあります。手術は行っていません。

解説

治療の結果

通院通院を始められて1年以上経ちます。ようやく痛みもなくなり後はしびれが残っています。

当院へ来院される以前は、整形外科へ通院されてたようですが、既にお薬は止められています。

治療は、週に1回のチクチク療法と高濃度水素水浴を続けた結果です。回数にして1年ですから54回以上になります。足かけ年齢数くらいは来られていると思います。

狭窄症の独特な反応として、チクチク療法の時に痛みを通常以上に感じますから、少しの時間我慢が必要となります。良薬は口に苦しです。

やはり79歳という年齢を考えると、すぐ改善するということは考えにくく、この患者さんは喫煙をされていましたので余計に反応が悪く時間がかかったと考えられます。

今後の予想

今後しびれがどうなるかですが、喫煙を続けられている限り改善は難しいと考えられます。

また、しびれは長年の機械的圧迫により神経線維が変性した結果とも言われていますから、手術をしても多少しか改善しないでしょう。

活動量も、農作物を継続的に出荷されていますので、同年代の男性より働かれていると思います。

治療も完全に中止すると痛みも再び出てくるので、今後も時々の治療は必要になります。

あきらめない気持ち

何歳になってもあきらめずに、時間と回数を重ねることによって、症状の改善が期待できる可能性が高まります。

但し、通院回数は年齢相当は必要だと思います。

この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。