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両母指CM関節症・ブシャール結節症・両膝関節炎・外反母趾の66歳女性着付けの先生、緩い関節の体質でも痛みは半減し今後復帰の道が開けました

遠方からの来院ありがとうございます。東京都からお越し下さいました。

2日間の治療日程です。

来院までの状態

母指CM関節症です。右は4.5年前から、左は昨年10月頃からです。現在は左側が痛みが強いです。グレード2相当です。

近所の整形外科を受診し母指CM関節症の診断の診断です。痛み止めの注射をしてもらい痛みが消失したのですが、返って着付けで使いすぎて余計に痛みが強くなりました。

よって2回目以降の注射は受けていません。

装具も処方してもらいましたが、仕事で全く使えないので今は使用していません。

母指CM関節症を発症する前に、着付けで帯を力を入れて締めるたときに右胸鎖関節亜脱臼になりました。これは自然治癒を待つしかありませんでした。

4.5年前から両膝関節炎です。痛みは右>左で軽度の痛みを感じます。

両外反母趾です。いつからかは不明です。痛みがあります。

ブシャール結節症は右2.3指、左3.4指です。

逆流性食道炎:胃食道逆流症(GERD)もあります。

初検の状態

満身創痍です。

両母指CM関節症・ブシャール結節症・両膝関節炎・外反母趾です。腰痛、肩こりもあります。

母指CM関節症はグレード2相当です。明らかな凸変形はありません。

股関節の開排運動テストは右>左で引っかかりが存在します。問診では妊娠中から右股関節に痛みが出ていたそうです。

今でも両膝関節と右股関節に痛みを感じます。

1日目の治療

当院の母指CM関節症と外反母趾の治療を行います。

ブシャール結節症・両膝関節炎も同じ治療で改善します。

股関節の開排運動テストは、右側にあきらかに強い引っかかりがあります。これは既に関節面の変性が起きている証拠になります。

今の段階なら進行を止められます。

右股関節の引っかかりがあり関連痛は、最初は右母指CM関節にあったのですが、かばって左側を使い過ぎたので今は左側が強いです。

股関節の運動は腰の仙腸関節の副運動との関連があります。これを改善しないとストレッチなどを行っても解決にはなりません。

仙腸関節への関節運動学矯正法や腸腰筋修正で回復させます。仙腸関節の動きの修正のみでは不十分です。

開排運動も正常になりました。股関節のFadirf・Fabere(Patrick)テストも正常になりました。

  • Fadirf(ファディーフ)テストの動き:膝屈曲位、股関節90度屈曲、内転、内旋、屈曲
  • Fabere(ファベーレ)テストの動き:膝屈曲位、股関節90度屈曲位、外転、外旋、伸展

股関節の痛みは、両関節ともに消失しました。

治療直後、母指CM関節症の痛みは右は10→2に、左は10→5になりました。

2日目の治療

痛みの検査です。母指CM関節症は右はほぼ消失、左は5の痛みが10の元の痛みに戻っています。

初日と同じ治療を行います。

通常、1度の治療で仙腸関節の副運動状態の引っかかりは殆ど消失するのですが、この患者さんは半分くらい残っています。

この状態は関節面が壊れやすいのを示唆しています。

治療後はほぼ消失しました。翌日には戻りますので自己リハビリをしっかり学んで頂きます。

自己リハビリ

この患者さんも前前腕筋の異常緊張や手指関節の硬さがありました。

母指CM関節の関節面を合わせる自己リハビリをしっかり学んで頂きます。

この方法はブログ記事に非公開にしていて、対面での指導を受けてもらう必要があります。

長田式無血刺絡療法=チクチク療法も学んで頂きまます。これはブシャール結節症や膝関節炎にも有効です。

外反母趾は「村坂ゴムバンド足指強化法」を行って頂きます。これを続けると膝関節炎も改善します

緩い関節の体質

この患者さんのような緩い関節の体質の人は、ヨガなどのストレッチ系は用心深く行う必要があります。

当初は良くなっても、関節の可動域が広がりすぎることが痛みを余計に強くすることがありますので注意して下さい。

女性は元々関節が緩い傾向なのです。

年齢と共に体調や体質は他人と異なりますので、健康法はAさんに合ってもBさんには合わない場合が多々あります。

この緩い関節(靱帯が弱い)は栄養状態が大切になります。

栄養

患者さんは、逆流性食道炎:胃食道逆流症(GERD)なので、タンパク質の摂取を避ける傾向があります。

ゼラチンを積極的に摂って頂きます。

ゼラチンで改善されないなら、プロテインやビタミンや鉄剤が必要になります。

血液検査で、貧血があります。正常域の低めだそうです。出産時は貧血になったそうです。

徐々にタンパク質の摂取を増やす必要があります。

そうすれば、靱帯が弱い傾向が改善され全身の関節の状態も改善されるでしょう。

関連痛の存在、改変引用:Dermatome (anatomy) – Wikipedia

 

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この記事を書いた人

村坂 克之

村坂 克之

村坂療法の創始者、小又(こまた)接骨院院長です。
国家資格である柔道整復師、鍼灸師にて、科学的根拠(evidence)の西洋医学と実証経験の東洋医学の調和を図り治療に当たっています。
実証経験とは症例(n=1)の積み重ねのことです。
特に手技治療においては臨床の蓄積が治療成績につながります。
通常の治療で改善しない人、検査が異常無しでも症状がある人、手術を検討されている人、手術後の後遺症でお悩みの人は、どうぞご相談下さい。
施す治療に100%の正解はありませんが、お力になれば幸いです。