現代人は物に恵まれすぎていると実感します。
この本は全部写真でテロップ的に解説が載っています。サイズは新書版ですが内容は濃いです。
カラー化により、一層生々しくなりリアル感が増します。
日常生活が段々壊れていく
日常生活が、段々壊れていくのがハッキリ分かります。
耐え忍んだ当時の人々を想うと、今を生きる私たちは生ぬるく甘やかされていると痛感しますが、現代に生まれて来て幸運だと思っています。
- 1941 pre war
- 1941 war begins
- 1941
- 1942
- 1943
- 1944
- 1945
- 1945-1946 post war
となっています。
投下された原爆による雲がオレンジ色やピンク色だったと、昔の書籍に色の話がありましたが、真実だったとは今更ながらに驚きました。
1945年8月6日,呉市の吉浦町(現:若葉町)の海軍工廠砲煩実験部から尾木正己が撮影したきのこ雲。再カラー化を進めています。今回は,元写真全体の階調を整えたのち,着彩しました。 pic.twitter.com/UWPzCmTibd
— 渡邉英徳 (@hwtnv) August 27, 2020
当時、動画を彩色するのは画期的だったのですが、あまり印象が良くなかったのです。
国際共同制作 よみがえる第二次世界大戦 ~カラー化された白黒フィルム~ | 過去の主な放送 | NHK 国際共同制作
しかし、この作品の11年後の2020年にはAIなどの技術や色づけも良くなってきたのでしょう。
戦争の生き証人の人びとが居なくなり、今後本当の歴史になってしまうので、カラー化は素晴らしいです。生々しいです。
歴史は現代史から教えて欲しいです。
戦争で亡くなった人々が、あの世に還られるように祈るお盆でした。
現代でも兵站(へいたん)が疎かな日本
兵站(へいたん 英語: Military Logistics)は、戦闘地帯から後方の、軍の諸活動・機関・諸施設を総称したもの[1]。戦争において作戦を行う部隊の移動と支援を計画し、また、実施する活動を指す用語でもあり、例えば兵站には物資の配給や整備、兵員の展開や衛生、施設の構築や維持などが含まれる[2]。
インパール作戦の惨状は兵站が脆弱だった上に、無謀な作戦だったことがあきらかになっています。
昨今頻発する災害は現代の戦争じゃないかと、この書籍を読んでいて思います。
日本は震災などの災害は起きるのはしかたないですが、それに対する仮設住宅などは直ちに供給するくらいの実力は有るはずなのに、いまだに体育館で避難するとか、なんなのと思います。
ボランティア任せの災害地の初期の復旧もです。そろそろちゃんとサラリー的なものを支払い志気を高めて欲しいしです。
災害対策の庁の設立を希望しますが、コロナ禍の実情をみると無理かなと思います。脱線しました💦
作者、渡邉英徳さん
内容の一部は渡邉さんのTwitterで見られます。ご覧下さい。そして、是非書籍を購入して下さい。