結果を出す手技療法のパイオニア

私の考える高齢者の安全運転と自動車踏み違い事故防止策

2019年6月11日に、「高齢ドライバー事故防止へ、東京都が装置費用9割補助」の記事が掲載されました。

高齢ドライバー事故防止へ、東京都が装置費用9割補助 – Google 検索

人身事故が多発してからの対策なので遅きにもあらずですが、お上がこんなに早く動くとは、小池さんありがとう。

実際の負担は、3,000円~9,000円程度になるそうです。

財源が豊富にある東京都だからできる技かもしれませんが、全国の自治体も直ぐに見習ってほしいものです。マジで。

以前、記事にしていました

2017年「ペダルの見張り番」が新発売になったときの、そのような対策が欲しいと書いています。

急発進防止装置 ペダルの見張り番Ⅱ|AUTOBACS.COM

既に助成をしている自治体(自分調べ2019/06/19現在)

凄いです。首長さんを尊敬します。住民なら一票入れます。

へんな社会実験よりよっぽどマシな施策です。

田舎の生活は道路ありきです

飛騨地方は全部で15万人しかいません。(高山市、飛騨市、下呂市、白川村)

全国の僻地もこんなかんじだと思います。

バスでは生活が出来ません。

介護タクシーを利用される人も、事前予約が必要で使いにくいと聞き及んでいます。

高山市は現在、全国一面積が広い市になっています。飛騨市も下呂市も広いです。

共産国なれば可能でしょうけど、コンパクトシティなんて夢の夢です。そんなことを提言する学者はお断りします。

現代は、フランスのジョルジュ・オスマン のように強権的に都市を大改造することは不可能です。

心情として住み慣れたところを離れたくないの当たり前です。

高齢の皆さんも意外に元気で、ご自身で運転されています。

遠方に住んでる息子や娘に迷惑を掛けたくない、介護保険なんかに世話になるものか、と一生懸命自立した生活をされています。

皆さんかいつ死ぬのか分からないから車の買い換えはしたくないと言われます。

まだまだ見た目が大丈夫なのに、免許返納してから凄く不都合になった患者さんの姿が今でも忘れられません。

家族が送り迎えをすると言ってもタイミングがいつも合うとは限りません。

認知症なら致し方ないですが、なるだけ自分で行動したいです。

高齢者の事故が多いの?

どうも、違うようです。

最近のテレビ報道は、消費税が減免されるせいか知りませんが切れ味が悪いです。

永江一石さんによると、年齢が上がるほど事故が多いのは、マスメディアがバイアスをかけての報道だと言っています。

同数以上に若年者の事故も多いけど報道はされていないと。

是非ご覧下さい。印象でなくデータに基づいて書かれています。

あと10年後までに、団塊の世代が後期高齢者になれば対策が必要だと解説されています。

岐阜県の統計

平成30年中の交通死亡事故(91件91人)発生状況
岐阜県:岐阜県警察

高齢者の事故は爆増していません。

どうすれば良いのでしょうか

やはりAT車の場合、右足偏重が良くないことは確かだと思います。

フットレストを左足で踏む

スポーツ車やある程度の車格の車には付いています。無い車もありますが、その場合は左足でフロアを踏みます。

フットレストを踏むことにより、正しいハンドルと座席の位置が自動的に分かります。殆どの人がハンドルの位置が遠いと思います。

そうすることにより、左右の足のバランスも取れます。頭にも腰にも良いです。私はしょっちゅう踏んでいます。

左から、フットレスト、クラッチ、ブレーキ、アクセルです。(マニュアル車)

引用:Wikipedia

信号交差点を使い左折移動が安全

高齢の人は信号のある交差点を積極的に利用して移動して、雨の日や夜は運転しない方が良いです。

実際そのようにされている人も居られます。

信号の無い交差点は判断が鈍りますし、右折のタイミングが鈍くなってきます。なるべく左折で行けるように道順を考えるのも良いと思います。

後は慣れない道は時間が短縮できても通らないことが大切です。

運転席の座る位置を確認

見落としています。意外に座席の中央に座っていないかもしれません。

いつもは座る位置が窓よりになっているかも知れないので、座ったら1回お尻を上げて座り直してみましょう。

今まで中央に座っていないなら、座る位置を若干中央寄りに座ると全ての操作がしやすいです。

多分、ハンドルやペダルのオフセットの加減だと思うのですが試してみて下さい。

試す場合は自己責任で。

短期は急ブレーキの講習会

何か不測の事態が有れば必ず止める講習です。

私も軽自動車の運転中に、ブレーキとアクセルの間に靴が挟まった状態になりパニックになった事があります。

幸い低速でしたので、踏み込み式のサイドブレーキを踏んで事なきを得ました。警告音が盛大に鳴りましたが。

原因は、体がデカいのに座席を合わせてなかったのが原因でした。

自動車の挙動がおかしくなったときに、サイドブレーキを引くとか踏むとかの講習や、右足や左足での急ブレーキの講習会などを開催して欲しいです。

殆どの人が急ブレーキを踏んだことが無いと思います。

事故を起こすより、部品が壊れるほうがましです。「備えあれば憂いなし」

踏み違い防止装置を普及するための助成事業

田舎の生活で免許返納はギリギリまで難しいと思うので、踏み違い防止装置を普及して欲しいです。

今は昔と違いお子さんとの同居家庭が凄く減っていて、じいちゃんばあちゃんだけの家が多いのです。

こんな時にこそ国が音頭を取って欲しいです。

後付の踏み違い防止装置一覧

長期はAT車左ブレーキペダル普及

若かりし頃、フォードマスタング(ムスタング)を借りて運転したときに、なんて左足ブレーキがし易いのかと体験したことがあります。

自動車教習所では必須項目にするのが良いです。

しかし、日本車は凄く左足で踏みにずらいブレーキ構造になっています。体捻ります、足つりそうになります。

マニュアルシフト車の設定を義務にする

こんなに事故が多いのは、オートマチックが安全に繫がると考えられていたのが再考する時期になったのです。

マニュアルシフト車の再度普及は現実的です。オプションで選択できるようにして欲しいです。

現状ではマツダがマニュアルシフトを殆どの車種にラインナップしているので凄いです。

要するに左足を使わないのがバランス悪いし、クラッチを踏めば車は止まるので安全です。

こんなに事故か頻発するなら、私も年を取ったらマニュアルにしたいです。

IoTでGPSを付けて管理する

IoTとは – Google 検索

これの実現より自動運転が先に実現すると思いますが、高齢者の自動車にGPSを付けて、フラつきや加減速を監視すれば良いです。

既に自動車保険会社で、ドライブレコーダーと連動してやっているようですが、もっと踏み込んで欲しいです。

認知症の早期発見に繫がるはずです。どこかの市町村で社会実験して下さい。

自動車メーカーの協力が必要になりますが、大学の先生も良い論文が書けると思います。

ビックデータの蓄積で実現するでしょうが、これが個人の監視社会になるのでどうなるのでしょうか?

自由と制限の二律背反の問題は永遠に続きます。

安全装置付き自動車への買い換え助成ができるかも!?

以前、自動車の買い換えを促す補助事業がありました。

今回も、安全装置付き自動車への買い換え助成ができるのではと期待しています。

免許を取り上げる、運転ダメダメじゃなくて、皆さん自立した生活をしたいので実現して欲しいです。

 

この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。