村上宥快和尚さん【1918年(大正7年)10月8日〜1991年(平成3年)3月12日・享年72歳】のお話をまとめました。
「心行」
私が説明するよりも、高橋信次先生が説かれた『心行』という心の行いを説いたものがあります。
これを私たちの心の拠点として、当てはめてみることが大切なのです。
私は二十数年、高橋信次先生の教えにより、自分で体験をし、皆さんと共に「心のつどい」という条件の中で勉強をしてきました。
仏教の根底であります四諦八正道(したいはっしょうどう)という、心の曇りを取るフィルターにより体験したことを書いたのが、私の著書『調和への道』『心と行い』の二冊です。
私たちは転生輪廻(てんしょうりんね)という条件にて、地上界に六人の魂が代わる代わる地上界に出て来て、体験をしながら無限のサイクルを続けていくことが私たち人間の宿命なのです。
私たちの心はこのような宿命を持っているのです。それゆえに、『心行』は、その条件を私どもに教えてくれた骨子なのです。
自分の心を土台とし、骨子に従った基準を、私たちの心で体験をしていくことが真の仏教です。
お釈迦様も、アトランティス、エジプト、ギリシヤ、あるいはインカ帝国。
何度も、こういう所を生まれ変わり、私たちと共に自分の心を勉強しているのです。
正法神理こそが『心行』なのです。この点を理解して、大宇宙の法則を起点として、転生輪廻という条件で、地上界が調和されなければならないのが21世紀なのです。
21世紀には物質経済に終止符を打ち、自分の心に目覚めなければいけないのです。