村上宥快和尚さん(大正7年10月8日〜平成3年3月12日・享年72歳)のお話をまとめました。
朝方見る夢について
朝方の夢というのは、私たちが朝方はあの世へ還って、神様のパワーを充分に頂いてきているので平常な状態に近いのです。
ですから夢というのは、意識の中で見ているのですから、神様のエネルギーを満タンにしてきている状態では、割合に真実が多いのです。
疲れたり、悩みがあって、無我夢中で見ている夢というのは、夜中や寝入りに見ている夢なのです。
正夢というものは朝方に多いのです。
私たちは、本当に正法というものを体得してくると、夢の中でも、是非善悪や、自分のエゴや執着をコントロールができるようになってくると、私たちの意識は本物になってくるのです。
夢の中でも、自分がいけないと思ったことは、夢の中でも制御できるような状態にならないと、いけません。
善なることは多いにやって結構ですが、悪なることにはブレーキをかけないといけません。
皆さんが正法を始めると、テストというものは夢の中で受けるのです。
夢の中では、ノンブレーキ(抑えがきかないということ)ですから、心の制御ができるようになれば、そのテストは合格です。
ですから夢というものは、嘘のつけない本当の自分の心の実態に、近い感覚を持っているのです。
そういう中で、心の自動制御装置が働くようになれば、本当に正しい状態になってくるのです。
1990年(平成2年)10月15日 東京研修会にて