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踵骨(かかと)骨折後の後遺症の20歳代男性、仙腸関節の機能回復と正しい筋トレで劇的に改善しました

骨折治癒後、1年以上経過しています。

就業されていますが、夕方になると踵の痛みがひどくびっこを引きます。(びっこは分かりやすい表現のため使用しています)

何とかなりませんかと、勤務先の社長さんから相談がありました。

踵骨骨折

世界標準のメルクマニュアルには
かかとの骨の骨折 – 25. 外傷と中毒 – MSDマニュアル家庭版
踵骨骨折 – 22. 外傷と中毒 – MSDマニュアル プロフェッショナル版

踵骨骨折 – Wikipedia
Calcaneal fracture – Wikipedia

Calcaneus (Heel Bone) Fractures – OrthoInfo – AAOS

骨折の分類


引用:Sanders CT classification of calcaneal fracture | Radiology Reference Article | Radiopaedia.org

踵骨骨折の問題

引用:日本職業・災害医学会会誌第51巻第5号

仕方ない面もありますが、とどのつまり、整復してもベーラー角が正常に戻らない実情があります。プライス角は正常に戻る場合が多いです。

Image: ベーラー角 – MSDマニュアル プロフェッショナル版

原因

長引く踵の痛みは、仙腸関節の機能異常が原因になります。

ベーラー角の異常でこのような痛みは出ません。

これを、当院の関節運動学矯正法(複合矯正術より)を用いて治します。

それと合わせて、アクティベーター・メソッド(複合矯正術より)にて関節面の修正を行います。回復していない関節面の可動性を出してゆきます。

治療

この患者さんも、仙腸関節の負荷テストで異常が出ました。

仙腸関節への関節運動学矯正法や腸腰筋修正で回復させます。仙腸関節の動きの修正のみでは不十分です。

開排運動も正常になりました。股関節のFadirf・Fabere(Patrick)テストも正常になりました。

Fadirf(ファディーフ)テスト=膝屈曲位、股関節90度屈曲、内転、内旋、屈曲。
Fabere(ファベーレ)テスト=膝屈曲位、股関節90度屈曲位、外転、外旋、伸展。

筋トレ

患者さんは、過去の痛みのために特異な歩行を体得しています。

下腿筋が弱くなっていて、調べるとヒラメ筋が極端に弱くなっていました。

それを強化する運動と、一旦足指が弱くなると、どれだけスクワットをしても下半身の筋肉は付きませんので、当院開発の村坂ゴムバンド足指強化法を先に行って頂きます。

ここで腓腹筋の弱体と間違えて、カーフレイズを一生懸命行っても何も効果が出ません。(このような間違った指導が大変多い)

仙腸関節の機能異常は再発する

機能異常は再発を繰り返すので、2週間から月に1回程度の関節運動学矯正法は必要になります。

順次、関節面が正常になれば不要になります。

ご本人もご家族も無理かと諦められていましたが、良好な結果を得られて喜んで頂けました。

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この記事を書いた人

村坂 克之

村坂 克之

村坂療法の創始者、小又(こまた)接骨院院長です。
国家資格である柔道整復師、鍼灸師にて、科学的根拠(evidence)の西洋医学と実証経験の東洋医学の調和を図り治療に当たっています。
実証経験とは症例(n=1)の積み重ねのことです。
特に手技治療においては臨床の蓄積が治療成績につながります。
通常の治療で改善しない人、検査が異常無しでも症状がある人、手術を検討されている人、手術後の後遺症でお悩みの人は、どうぞご相談下さい。
施す治療に100%の正解はありませんが、お力になれば幸いです。