結果を出す手技療法のパイオニア

何をするにも痛い両手の母指CM関節症・60代女性、治療中に雑巾を絞る動作の痛みが激減しました

遠方からの来院ありがとうございます。猛暑の中、神奈川県から来院されました。

右手が、次々と故障した経緯

母指CM関節症は3.4年前からです。

職業柄、右手は酷使しますが、母指CM関節症、五十肩、テニス肘(上腕骨外側上顆炎)、ドケルバン病と連続して発症しています。

母指CM関節症以外は、注射や様子を見て治ったそうです。

今年に入ってから、整形外科や手の外科専門医を受診しましたが、経過観察で2.3年すれば、痛みも自然と治まるでしょうというご託宣です。

装具も手が使えなくて使っていません。

前前腕筋が異常緊張

前部前腕筋が異常緊張が上半身の症状を引き起こす原因です。

このように、職業特性を差し引いても、前前腕筋の緊張がこれほどの影響が出るとは驚きました。

その影響で、右手手掌部の皮膚代謝が悪いです。手根管部の余裕が無いのでしょう。

村坂ストレッチ法の大切さを再認識しました。

渋滞で到着が遅れても大丈夫

高速バスで移動されていましたが、途中、交通事故の渋滞に巻き込まれ、1時間ほど遅れ来院されました。

治療後に、次の移動予定があるため最優先で治療します。

時計とにらめっこしながら、テキパキ治療します。

治療

当院開発の母指CM関節症の治療をします。

他の症状は、肩こり、腰痛、正座かできない、歩くとスネが直ぐだるくなる、などです。

肩こりは頸椎と上部胸椎の動きが悪いので出る症状です。これは長年のクセなの修正方法を学んで頂きます。

頸椎1.2.3番は開発した新矯正法で無理なく可動域が回復します。

正座ができなく、歩行時にスネが直ぐだるくなるのは、足指が弱い証拠です。外反母趾もあります。膝は軽い変形も始まっています。

今回は、正座がしやすくなるように膝関節の隙間を作る自己リハビリを学んで頂きました。

加圧リハビリ中に

母指CM関節の変位を修正し、加圧リハビリ中に、雑巾を絞る動作やフライパンを振る動作をして頂きます。

やり始めは「痛くて無理」と思ってたそうですが、やってみたら痛みはあるけど普通にできると喜ばれました。

これも当院治療の総合力の結果で、単一の加圧リハビリのみでは、このような改善はありえません。

加圧リハビリは、筋反射スピードを劇的に改善します。

母指CM関節の関節面の修正が大切

長年、間違った指の使い方があると、関節面が変位します。亜脱臼状態になります。

この関節面の修正を行うと痛みか減ります。

自己リハビリとして、特製サポーターの装着、毎日の村坂ストレッチ法の実施、自己チクチク法で患部の抗炎症処置、ゼラチンの摂取で全身の栄養状態の改善です。

やることたくさんありますが、やらないと結果が出ません。頑張って頂きます。

患者さんは再来院の予定です。

既に変形性膝関節症になりかかってるので、今なら変形を止めてより良い状態に戻すことか可能なので、村坂ゴムバンド足指強化法をしっかり学んで頂きます。

これで、正座も可能となり、痛みのない豊かな老後になるでしょう。

関節面修正と強化運動も大切

母指CM関節面を修正するストレッチ法と、母指CM関節の周りの靱帯や腱を強化する運動も習得して頂きました。

この患者さんは、母指CM関節の周りの靱帯や腱の動きが悪かったです。だから関節に余計な負荷が掛かっていました。

表紙:イメージ

この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。