加齢により外部刺激に対する耐性が減ります。
アレルギーも無くなる場合と出現する場合があり、自律神経のアンバランスが原因の一つとされています。
従来、自律神経は交感神経と副交感神経と言われましたが、現在では、交感神経、腹側迷走神経(副交感神経)、背側迷走神経(副交感神経)の3つと言われます。
1994年に提唱された、ポリヴェーガ儿理論、多重迷走神経理論と言います
今回、患者さんの協力を得て、刺さない鍼ソマニクス®と、刺す鍼で反応の変化をみました。
標準治療
通常なら、L-カルボシステイン250mg錠(一般名ムコダインなど)の処方をしてもらえば速効で治ります。しかし、飲み続けると鼻腔が乾きすぎるようになります。
気管支喘息の人などは必需のお薬です。
点鼻薬も最初は効きますが、使うほどに効かなくなり、鼻腔の中がむくんできます。鼻茸の原因が点鼻薬の使い過ぎもあります。
漢方薬ですと小青竜湯(しょうせいりゅうとう)が定番ですが、後鼻漏には滋陰降火湯(じいんこうかとう)が効果的です。私は声がれに常用しています。
刺さない鍼・刺す鍼
刺さない鍼
まず刺さない鍼であるソマニクス®を使い、鼻炎のツボに使うとビックリするほど効きます。
この方法なら鍼が苦手な人へは使えます。使う経絡として、陽明胃経、太陰脾経、太陰肺経を使い、上咽頭ポイントも使います。
刺す鍼
次ぎに、刺す鍼を行います。医学博士で鍼灸師の町田雅秀先生が開発した方法です。
通常の鼻炎への鍼灸より格段に効く最新の鍼灸治療で、EAT(上咽頭擦過療法)に近い効果を出します。
この上咽頭への鍼灸は不定愁訴へも凄い効果を発揮するので、今後の治療の柱になると思います。
世の中、お薬が飲めない人や飲みたくない人もいるので、ソマニクス®や鍼灸で素晴らしい治療を提供できるようになりました。