結果を出す手技療法のパイオニア

2年前の胸椎圧迫骨折の60代女性、背中が段々曲がってきたのを治したい

北海道から来院されました。

圧迫骨折は胸椎11.12番が好発部位です。

基礎疾患として、骨粗しょう症があると尻餅や転倒でなりやすいです。

 

世界標準のメルクマニュアルの解説

脊椎の圧迫骨折 – 25. 外傷と中毒 – MSDマニュアル家庭版

骨粗しょう症 – 08. 骨、関節、筋肉の病気 – MSDマニュアル家庭版

 

通常は手術のみ

2年前に胸椎12番の圧迫骨折をしました。標準治療で、コルセットの固定で治りました。

痛みが引かない場合は、「骨セメント治療」にて良好になる場合がありますが費用は自費です。担当の先生に相談されると良いです。

しかし、だんだん腰が曲がって胃腸も調子悪くなってきました。

PLIF/TLIF(腰椎椎体間固定術)

PLIFとは、Posterior(後方) Lumbar(腰椎) Interbody(椎体間) fusion(固定)を意味します。

TLIFとは、trans-foraminal(経椎間孔)Lumbar(腰椎) Interbody(椎体間) fusion(固定)を意味します。

改めて病院を訪ねて、背骨の歪みを治すなら2回手術が必要と言われたそうです。

諦めていましたが、ご主人の治療の同伴で来院されて治療することになりました。

 

多彩な症状に対して

他に色々な症状や内科の手術もされているので、どの症状に焦点を当てて治療するのかを構築する必要があります。

あれもこれもと欲張っても良い結果は出ません。

1回実施してみて体の変化を見ます。

 

当院の治療

骨粗しょう症が基礎疾患としてあるので、力学的な手技は行えず厳しい条件です。解剖運動学矯正は可能です。

治療のポイント

腰椎、胸椎は触りません。

頸椎の椎間関節の動きを治します。中臀筋の筋反射を治します。

悪玉活性酸素の除去をします。

骨盤と肋骨の立位動的なバランスを取ります。これにより、正しい姿勢を再学習することが可能です。

下肢筋力の向上をします。

 

結果

1回で見事に姿勢が伸びてきました。患者さんもたいへん驚かれました。

骨折前には戻れませんが、継続して治療すれば現時点より良い姿勢になれます。

遠方からの来院されましたので、近隣での施設をご紹介させて頂きました。

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。鍼師、灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。