結果を出す手技療法のパイオニア

まぶたのけいれんが止まらない50代男性

中年から多発する眼瞼(がんけん)けんれん。

知らない間に治る人がほとんどですが、いつまでもピクピク動く人もいます。私もなりますが知らない間に収まっています。

患者さんは50代後半男性、ギックリ腰で来院され、ついでに眼瞼けいれんの相談がありました。

数ヶ月まえより発症し、神経内科を受診し抗けいれん薬を処方されました。お薬の効果は出なく、日中眠くなり仕事に支障が出るので服用を中止されています。

解説

世界標準のメルクマニュアルの解説です。日本ではMSDマニュアルとなっています。

眼瞼けいれん – 20. 眼の病気 – MSDマニュアル家庭版

眼瞼痙攣 – 17. 眼疾患 – MSDマニュアル プロフェッショナル版

他の高齢の患者さんですが、収まらない眼瞼けいれんでボツリヌス注射(ボトックス注射)を続けていました。眼瞼けいれんは収まりましたが、今度は眼瞼下垂になり手術を検討されています。

眼瞼けいれん ボツリヌス注射 – Google 検索

ひどい症状にはたいへん有効ですが難しい問題もあります。

治療

眼瞼けいれん、下まぶたが私が見てもピクピク震えています。ずっとピクピク震えているそうです。

初回はまずギックリ腰を治ましょうと、鍼灸を行いました。

眼瞼けいれんも鍼灸で神経が興奮してけいれんが増えることもあるので、テスト的に鍼灸を行いました。大丈夫でした。

ギックリ腰は治療終了後スタスタ歩けるようになりました。

2回目より眼瞼けいれん主体に、ソマニクス®を中心とした治療に変更しました。都合4回行い、本人さんも収まったと喜ばれています。

ソマニクス®の効果に私も驚いています。

ソマニクス® 岐阜県初の取り扱い医療施設になりました(ソマセプト・ソマレゾン・ソマニクスオーラル・ソマプレーン等) – 小又接骨院・鍼灸院

貼付するポイントは独自のものです。

患部だけの貼付では改善しません。デルマトームや経絡(表裏、上下、陰陽)を勘案して判断します。

西洋医学と東洋医学は見る世界が違います。

西洋医学からは効かない信じない加持祈祷と同じだと言われますが、世界中で今日まで続いている事実を踏まえると、やはり東洋医学は効きます。

術者の技量に左右されるので効果が一定にならないのが難点です。

「気」とか「邪気」とか見えない世界も考えますし、保険も効かないので普及しないだけです。

  • -
    コピー

この記事を書いた人

アバター画像

村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。鍼師、灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。