結果を出す手技療法のパイオニア

脊柱3椎体理論(村坂法の解説)

脊椎の矯正で、何番がどうのこうは臨床では不要です。

3椎ずつの動きを治すことにより全身症状の改善につながります。

mobilizationの考えが必要になります。やはりfixationを治さないと治りません。subluxationは無視して良いです。

手技が不得手な先生でも、この考えで脊柱を診ると次第に分かってくると思います。頑張って下さい。

太陽・地球・月の引力のような関連性

太陽(陽)、地球(中)、月(陰)の様な関連性が脊椎にもあります。

東洋哲学の陰陽五行説とは別物です。水も、氷、水、水蒸気と三態あるように、脊椎にも特性があります。

五行の考えは当時の思想が影響しているために、今となっては使えません。

本来は六が一番理想となります。例えば蜂の巣が六角形であるように。

この治療のヒントも恩師の村上宥快先生から教えもらいました。

頸椎グループ

C1.2.3
C4.5.6
C7.Th1.2

胸椎グループ

Th3.4.5
Th6.7.8
Th9.10.11

腰椎グループ

Th12.L1.2
L3.4.5
S1.2.3

歪みの出やすい場所

3椎の境に出やすいです。

自然に必要性があって生じたものもあるので、見極めが必要になります。

特に、Th2-3、Th11-12は治療で見逃されやすいポイントになります。

診る方法

3椎を一つのブロックとして診ます。その動きを治します。リスティングは最初は不要です。

例えば、C1.2.3はC2.3が土台なりC1が動いているのを感じると思います。頸椎横靱帯がどうのこうのはありえません。

それができたら、広げていきます。3椎×2、3椎×3と。

3椎×3の動きが分かれば、グループを形成も分かると思います。

頸椎

頸椎の矯正が成功すると、椎骨動脈の流れが一気に改善されますので船酔いの状態になることがあります。

同じように、矯正自体が下手で頭部を動かしすぎて船酔いの状態になる事もあります。

画一的に船酔いの状態になれば良い反応とは限りませんので、修練して下さい。

仙腸関節も

S1.2.3が有るように、仙腸関節の矯正は3ヶ所必要になります。上部と下部と書籍には書いてありますが不完全です。

全て私のオリジナル理論です。

  • -
    コピー

この記事を書いた人

アバター画像

村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。鍼師、灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。