結果を出す手技療法のパイオニア

頭鳴り??と言う、耳鳴りが著明に改善した例

飛騨地方の高齢者の方が時々このような言い方をされます。「頭鳴りがするんです」??? よくよく聞くと、耳鳴り様の状態が頭の中で鳴っていると。これを、頭鳴り(ずなり)と言われます。

病態は

耳鼻科の先生の診断は加齢性難聴(老人性難聴)の診断です。他、色々な検査はされましたが異常なしでした。頭が鳴るのに関してはコメントは無かったそうです。

耳鳴りの治療は

総合骨格矯正術による上部頸椎の矯正と、頸部背部の血流の改善の治療を行います。針治療は行いません。(2021年以後は鍼治療も行っています)

実績は

加齢性難聴による耳鳴りは、現状より音が小さくなる、又は音質が変わり気にならなくなる場合が殆どです。改善度合いに、非常に個人差があるので、実際、治療をしないと分からないです。

5回程度の治療にて予後の判断が可能です。当初の治療で音に変化や小さくならない場合は、改善が難しいと判断します。ただ、あきらめずに半年以上通院されて改善された例も存在します。難聴状態が改善された例もあります。

変化の無い場合は、ご相談しながら治療の可否を判断していきます。

この患者さんは

1回の治療にて耳鳴りや頭痛が消失し大変驚かれました。時々、このような体験しますが、これはチャンピオンデータですから、全ての患者さんの耳鳴りが消失することはありません。

考えられる作用機序

加齢性難聴は、聴覚神経へ伝える絨毛(有毛細胞)が減るのが原因なので回復することは不可能とされていますが、聴覚に関わる神経の流れや血流を改善することにより、現状より耳鳴りが減少します。当院では、三叉神経からのアプローチを行います。

勉強される方へ

上部頸椎が変位している場合が殆どですが、スラストを使用しない矯正が可能だと劇的な症状改善が見込めます。ソフト矯正とか言われているのは全く無効です。スラストを使用しないテクニックは、一般には公開されていなく、習得に時間がかかります。

歪みの大小では無く、フィクセーション(fixation)=癒着の度合いにて、治療の難しさや、治療成績の優劣が決まります。ですから、歪みが強く出ていても癒着が少ないと1回の治療で激変します。

各椎間関節の動きを治すと同時に頸椎および胸椎全体の動きのバランスを整えますが、バランス重視か歪みの矯正を重視かは患者さんにより違います。

この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。