お薬を使わない手技治療のパイオニア・最良の治療を常に研究しています

踵骨下滑液包炎・アキレス腱(踵骨後部)滑液包炎の実際の治療 患者さん自身にやってもらうこと

色々な治療がありますが、、、

世界標準であるメルクマニュアルの治療法は

アキレス腱の滑液包炎 – 08. 骨、関節、筋肉の病気 – MSDマニュアル家庭版

要約すると、ステロイドの注射は腱や靱帯を弱くするので要注意です。

NSAID系(インドメタシン・フェルビナク・ボルタレンなど)の消炎鎮痛湿布を貼ります。

消炎鎮痛湿布の特徴は、一時的に痛みは和らぎますが引き替えに血流は低下します=長期に渡り貼ると症状が治りにくくなります。

サポーターやインソールを使って踵を衝撃から保護することになります。

とあります。

あたりまえですが、安静にして局所の鎮痛の治療になります。早期の試合への復帰などの積極的な治療の記述はないです。

意外な盲点、仙腸関節と踵の関係

仙腸関節(せんちょうかんせつ)の機能障害(動きが悪くなる現象)があると、踵に痛みを感じることが非常に多いです。(全例と言っても過言ではありません)

子供の場合

子供の踵の痛みは100%の関連があり、仙腸関節の治療で治ります。踵の痛み自体も関連痛と考えた方が良いです。診断名は関係ありません。

大人の場合

大人は、初期の段階なら1回の治療で回復しますが、こじらせていると何回も必要となります。回数が必要な患者さんは、腰仙関節(腰椎5番と仙骨の関節)の異常も併発しています。

仙腸関節が単純な関節ではないので、すぐに動きが引っかかる(動きが悪くなる)構造的な問題もあります。

仙腸関節に電気や針をしても一定の効果は出ます。

痛い患部と関連した部位の治療が必要になります。

仙腸関節

強固に固定されていますが微少な関節運動が存在します。
仙腸関節の靱帯
引用元:Complete Anatomy – The world's most advanced 3D anatomy platform

実際、踵を保護するにはどうすれば

なかなか改善しない場合は、以下、患者さんに行ってもらいます。
 

踵への衝撃を緩める

私は衝撃緩衝材の先発商品の「ソルボセイン」を勧めています。

SORBOTHANE

各社、似たような商品を出していますが、やっぱりソルボセインが良いです。

既製品

まず、安い商品から試しましょう。装着して走って、痛みが軽減すればしめたものです。
ソルボヒール|フットケアパッド|商品情報|SORBOTHANE
ソルボヒールカップ|フットケアパッド|商品情報|SORBOTHANE

この商品は踵の保護し、ずれないので良いです。
ソルボヒールサポーター|かかと・足首保護対策|商品情報|SORBOTHANE

インソールは合う合わないがハッキリしているので難しいです。
スポーツインソール|商品情報|SORBOTHANE

自作の場合

自作した方がフィットする場合があります。
ソルボセイン ソフト – Google 検索
東急ハンスのが安いです。

アキレス腱滑液包炎でシューズの踵が当たる痛みには

ソルボセインのソフトを適当な大きさに切って踵の後ろにテープで固定します。ハードタイプは不適です。
皮膚がただれる場合はワセリンなどを塗って下さい。

手順
靴下→ソルボ→伸縮テープで固定、又は、直に→ワセリン→ソルボ→伸縮テープで固定→靴下

こうするとシューズを履いても痛みが出にくくなります。

  

シューズの踵側を高くする

シューズの踵を上げて、ランニング時の体重負荷の場所をほんの少し変える必要があります。

これにより、踵への衝撃を和らげる効果があります。

3ミリくらいから、自分でクッションをソールの下に入れて、若干、踵を上げます。(私は真綿かソルボセインのソフトを勧めています)

面積はヒールをおおうくらいです。

上げ具合は、1回で合うことは無いので調整が何回も必要です。

踵を上げるシューズを2

  

ヒールカップの見直し

シューズは今まで以上に、ヒールカップがしっかり深いタイプを選択することが必要です。

これもくせ者で、踵の形は人それぞれなので、シューズも合う合わないがあります。

深くても、ホールドの弱いぐらつくのはダメです。
踵を後方より

痛みが取れて調子が戻れば

踵を上げる調節は不要になります。

広告

お知らせ

この記事を書いた人

村坂 克之

村坂 克之

村坂療法の創始者、小又(こまた)接骨院院長です。
国家資格である柔道整復師、鍼灸師にて、科学的根拠(evidence)の西洋医学と実証経験の東洋医学の調和を図り治療に当たっています。
実証経験とは症例(n=1)の積み重ねのことです。
特に手技治療においては臨床の蓄積が治療成績につながります。
通常の治療で改善しない人、検査が異常無しでも症状がある人、手術を検討されている人、手術後の後遺症でお悩みの人は、どうぞご相談下さい。
手術の選択する場合でも、事前に治療や独自リハビリなど行うことにより術後の結果が良くなっている症例も多いです。
施す治療に100%の正解はありませんが、お力になれば幸いです。