私も2回罹り、今も罹っています。
この問題が起きる度に、天才心臓外科医の先生が左手でマウスを使われていたの思い出します。
そうなんです。解決は反対の手でマウスを操作できれば痛くないのです。
でもそれができません!
自己症例
マウス腱鞘炎ではなくマウス腱炎です。(痛い腱には腱鞘はありません汗)
これに罹ると、患者さんの仙腸関節の矯正法マニピュレーションの時に手首に激痛が出ます。声が出そうになります。
毎回ソマニクスを貼り良くなっていますが、それでも改善しないときには鍼をして治します。
なぜ治りにくいのが自己体験も通して解説します。
手根管症候群との鑑別が必要
手首の中央が痛いのは手根管症候群です。間違え無いようにして下さい。悪化すると、親指、人差し指、中指がしびれます。
整形外科では血流を良くするビタミンB1製剤を処方しますが?です。直すには村坂ストレッチ法と鍼灸が効果的です。
女性は罹りやすいので要注意です。
尺側手根屈筋(しゃくそくしゅこんくっきん)
Flexor carpi ulnaris muscle – Wikipedia
尺側手根屈筋の炎症が原因です。
現代病
人体の構造上、手首は小指側が弱い作りです。
悲しいかな、ココには腱を保護する腱鞘(けんしょう)がありません。言い換えると、そんなに負担がかからない場所と言うことになります。
手首を捻り手首を左右に動かすマウス操作、通常ではあり得ない動きなので、小指側に負担がかかりすぎると症状が出ます。
予防法
予防としては、マウス用で手首を持ち上げるリストレストが有効です。
順番として下記になります。
- リストレスト
- マウス交換
- トラックボール併用
指や前前腕筋のストレッチも大変有効です。有料資料を提供しています。
資料販売 村坂ストレッチ法(2種類)– 小又接骨院 村坂克之
それでも痛みが取れない人は、マウスからトラックボールに変更することも一案ですが、トラックボールは慣れるまでが大変操作がしづらいので、早計な判断は危険です。
ロジクールのERGO M575 トラックボールを購入してから思ったのですが、右手はマウスで左手をトラックボールにする方法が良いかなと気づきました。
手指の使い方は千差万別です。
当院の得意な母指CM関節症への施術も、状態は患者さんごとに使い方が違いますし、変形度合も違いますが結果を出しています。
答えは必ずあるはずです。
右手用のトラックボールを購入しましたが、左右両用の老舗のケンジントンのにしようか思案しています。