村上宥快和尚さん【1918年(大正7年)10月8日〜1991年(平成3年)3月12日・享年72歳】のお話をまとめました。
自然を感じる
私も、昭和39年(1964年)にインドへ行った時、大きなインドの太陽を見てきました。
日本の太陽の姿よりも、遙かに大きな太陽の姿です。
昔から太陽を拝めといいます。昔の老人が、朝に顔を洗うと必ず東を向く、そうして太陽の光を仰いだという事実があります。
このような自然の現象に従った条件は忘れられていますが、これを見ようとしない現在の無関心という心があるのです。
無関心から脱却しなければいけませんし、これが自己確立につながるのです。
自己確立とは、自分自身の煩悩の曇りを、反省により一つ一つ取り除いていくところに、あの世との意思の疎通ができることを知らなければなりません。