冬期間は、使い捨てカイロがたいへん重宝します。モグサの揮発成分の効果は凄いのですが、現代の温灸です。
くれぐれも低温ヤケドに注意して下さい。かゆみがでたらヤケドの前兆です。
先日、使い捨てカイロによる痛みのコントロールを提案しましたら好評でした。
より良く効かせるにはどうするのかを解説したいと思います。
痛む場合は、背骨のところに一個あります。背骨は神経の出所なので温めることが大切です。
腰か背中に1箇所か2箇所です。
使い捨てカイロの選び方
メーカーによって、発熱温度の違いがあるので貼り比べる必要があります。
肘なら小さめを使ったり、働く場所が寒いようなら熱めのカイロを、就寝時ならぬるめのを、のように使い分けが必要です。
カイロを便器に落とさないように
使い捨てカイロを便器に落として、多大な修理費を支払ったと聞くことがあります。
大便などされるときは、洋式和式を問わず、腰周りの使い捨てカイロをしっかり確認して用を足して下さい。
背骨が中心
首からの神経痛の場合は、背中に貼ります。坐骨神経痛の場合は腰に貼ります。
上半身にも下半身にも症状がある場合は、どちらかを優先します。
優先した場所を貼って様子をみます。同時に貼っては行けません。効果が落ちます。
腰か背中に1箇所か2箇所です。
枝の手足に貼る
次ぎに枝になる手足に貼ります。
膝関節炎なら膝へ、テニス肘なら肘の外側へ、坐骨神経痛ならお尻やスネの横へ貼ります。ご自身の痛い場所です。
貼りすぎはいけません。
一番痛い時間帯に
一番痛い時間帯に貼ります。
神経痛の場合は、夜中の2.3時に痛みが強くなりますから、就寝時に貼ると良いです。日中も辛いようなら日中にも貼ります。
関節に貼る場合
他、膝関節炎は痛い場所に貼りますが、最初、関節がうずく場合があります。
これは関節の血行が改善された証拠で、だいたいうずきは収まる場合が多いです。
続けても収まらない場合は炎症が強いので、一旦、関節には貼らないで下さい。
風邪の場合
風邪とかひいた場合は背中のポイントにはると早く治ります。
バロメーターとしてカイロが暖かく感じない場合は、風邪が治ってないということになります。
風邪が治ると、カイロが熱くなり苦痛になりますから、そこで終了になります。
低温やけどに注意
高齢者の方は皮膚感覚が鈍っているので、ご家族の方やご自身が皮膚の状態をよく観察して貼り続けてください。
低温火傷の前兆としては、皮膚がピリピリしたりもぞもぞする感じがするので、その場合は連続して貼るのをやめたり、しばらく中止することも必要になります。
痛みが軽減されたら
痛みが軽減されるようなら、常用している痛み止めやしびれのお薬を減らしてもらいましょう。
不要な痛み止めの湿布も止めましょう。
痛み止めのお薬は血流を低下させて痛みを感じにくくする薬なのです。
そうすると、腎臓が元気になります。