肘の内側の痛みで来院されました。
肘の可動域(動く範囲)が減少しています。曲げてもしっかり曲がりません。
世界標準のメルクマニュアルの解説
上腕骨内側上顆炎は、野球肘はゴルフ肘とも言われます。
上腕骨内側上顆炎 – 25. 外傷と中毒 – MSDマニュアル家庭版
治療は、安静とリハビリテーションとなっています。
専用のサポータは有効です。ステロイドの注射も一時的には有効ですが、腱が弱くなるのでお勧めはできません。
では、どのような治療が有効なのでしょうか。
治療
肘の関節炎は治療に難渋することが多いです。
急ぐ場合は、独自の特殊鍼法を併用しますが、そこまでの緊急性は無かったので通常の方法で行います。
患者さんは、小学生、中学生時代、野球に専念して関節を壊したそうです。肘関節炎に併発したゴルフ肘なので、通常、治るまで時間がかかります。
加圧リハビリ®を導入することにより、今まで不可能とされていた関節内部の状態が改善されます。
遠絡統合療法を行うことにより、患部の痛みを取り除けます。この繰り返しで順次改善します。
6回治療を行い、改善の兆しが見えてきました。
野球肘やゴルフ肘(上腕骨外側上顆炎)は、テニス肘(上腕骨外側上顆炎=肘の外側の痛み)より、治るのに時間はかかります。