高齢でも早期に治療を開始したので良好な結果が出ました。
現時点での経過です。
発症
令和元年11月、出先でくも膜下出血で倒れ緊急入院されました。
麻痺は無く、2ヶ月後に退院されましたが、歩行がふらつき不安定です。杖が必要です。
退院後、自宅療養していましたが目まいを発症しました。再検査の結果、異常無しでしたが、投薬で落ち着きました。
以後、起床時に寝台から起き上がるときのふらつきは続いています。
過去に脊柱管狭窄症で当院へ通院され良好な結果が得られたので、再び来院されました。
以前より顔色も悪く難渋することが予想されました。
治療
下呂市から付き添われて来院されるので、月2回の来院です。
2月から
- 長田式無血刺絡療法(チクチク療法)
- 高濃度人工水素水浴
長田式無血刺絡療法に反応し直後に歩行状態が改善します。
この治療に反応する度合いは患者さんの肉体の水分量や食生活に左右されます。
治療を行わないと日数経過で効果は減少していきます。
5月から
追加治療として
- 加圧リハビリ(村坂プログラム)
症状が安定してきましたので、加圧リハビリ(村坂プログラム)を行いましたら、驚くほどスタスタ歩かれます。
実筋速度や筋反射スピードの向上がみられる素晴らしい方法です。
(Increase raw speed and improve reaction time)引用:KAATSU Global(KAATSU Benefits)
村坂プログラムは、当院独自で開発した加圧トレーニングの高齢者用のリハビリです。試行錯誤の繰り返しでしたがようやく安定した成績を出せるようになりました。
通常の加圧リハビリでは、決してこのような結果は出ません。
付き添いの人も大変喜ばれて、おばあちゃんも余生を楽しめるようになると思います。