村上宥快和尚さん【1918年(大正7年)10月8日〜1991年(平成3年)3月12日・享年72歳】のお話をまとめました。
【人間と神との関連機構図】
神と人問の図説の解説(裏面)
神とは大宇宙の意識である。
その意識は大宇宙体を支配する一大生命体である。その生命は万物万象の根元ともいうべき、エネルギーの存在である。
大は極大の世界、天体の自転公転の働きから、小は物質を構成するミクロの原子の世界に至るまで、また私たち人間の意識の世界にも及んでいるエネルギー体である。
そして万物万象が相互に作用し合って共存している一大生命意識体である。
六十兆に及ぶ膨大な天体の自転公転の原動エネルギーの性は、熱、光、磁気、電気、重力より成立ち、万物万象、意識の原点の記憶装置ともいうべき大宇宙体の支配能力である。
天体は恒星、ミクロは核、人間は本体を中心意識に配分派生している。
また人間とは、神の意識の配分から六親眷属の生命を構成する、神の分体で、一本体五分身から構成されている生命体である。
そして四次元以上の世界と、三次元物質の世界との転生を続け、循環して、神の意志を具現する意識体(光子体)、永遠なる神の生命の分枝である。
この宇宙体の中に生存する生命はすべて単体で存立するものは一つとしてない。
恒星と惑星、核と分子、本体と分身、これは相互に運動している神の意志ともいうべき円運動をしている。
人間も意識の世界から物質の世界と運動を無限に続くものであり、これを転生輪廻という。
意識の投映(照見)されている物質の世界を現象界といっている。
この意識界の作動によって、人間の五官五体が活動しているのである。
神の意識から派生した意識は六親眷属の意識を通じ空間の光りのドームから大脳皮質に入り、神経諸器官に作動するのである。
自津神経は肉体の存続する限り間断なく活動し、知覚的神経は私たちの目覚めているときだけ肉体を作動している。これが精神活動である。
心の分野の構成と機能は、中心に想念という発想器官が中心となり、本能という生きる能力(性欲、食欲、睡眠欲)を司り、感情という表現器官(喜・怒・哀・楽)、知性という判断能力(これは無限の過去からの記憶装置である)。
また道理考察の器官を理性という。
この理性、知性、本能、感情を締めくくる意識という決定器官から、精神(心)が構成されている。
脳細胞はこれらの働きをコントロールして、五官機能が意識の出入の窓口となっている。
この人間と神との関係関連は私たちの使命と目的の自覚にまつるものである。