結果を出す手技療法のパイオニア

両母指CM関節症の60歳男性 3回目の来院(初検後1年) 左手は変形が改善 右手の痛みも減る 重労働より物をつまむ動作が痛い

遠方からの来院ありがとうございます。東京都からお越し下さいました。

1日の治療日程です。

いつも上信越道を利用されて来院されますが、碓氷軽井沢から佐久まで台風19号の被害(盛土変状が発生)で通行止めになっています。そこの通過で一般道(国道18号や国道254号)を走ったためいつもより凄く時間がかかったそうです。

仮眠を取られ朝一番の治療です。

今までの経過

1回目

2回目(7ヶ月後)

今回の状態

前回から5ヶ月後の来院です。

両母指CM関節症です。右>左です。

左母指CM関節は1度外れた感じがしたそうで、当院で習った牽引法を行い元に戻ったそうです。そして外見上の変形も良くなってきたそうです。

右母指CM関節は痛みは仕事中は有るけど、普段は全く痛みが無いそうです。右MP関節(中手基節関節)が物が当たると激痛がしたそうですが、その痛みも無くなってきたそうです。

お仕事が整備士なので手を過酷に使われますが、良好な状態を保たれています。

日々の自己リハビリを必ずやっているそうです。

物をつまむ動作が痛い

今回は力の要る作業の痛みはずいぶんと調子が良いけど、物をつまむ動作、菓子袋のチャックを開けたり閉じたり、書類を持つとき、などの細かい動作が辛いそうです。

今回はこの動作の痛みを取るようにします。

治療

3回目の母指CM関節症の治療を行います。

仙腸関節が全身の自律神経を調節しています。関連痛の元になります。

腰の仙腸関節のストレステストをしますが、全く引っかかりが無い良い状態です。この患者さんの状態を観察すると、解剖運動学矯正法を行うと半年位の正常な状態を保てる場合があるのを実証できた一例です。

仙腸関節の気まぐれというか、現代生活では、いつ引っかかりが出るとは限らないので、解剖運動学矯正法を行いより滑らかな動きを獲得します。より良い状態にしておくと悪化しにくくなります。

無事、治療は終了し、物をつまむ動作の痛みも無くなりました。

しかし、日常生活では靴を履いたり、買い物袋など持つときは親指に負担がかからないように工夫はされています。

治療内容

1回で最大限の治療効果を出すために、これだけの治療が必要になります。
  • 母指CM関節自体の抗炎症
  • 外側脊髄視床路への神経促通
  • 関連する脊椎椎間関節や仙腸関節の副運動の可動性回復
  • 新しく開発した腸腰筋治療
  • 骨盤と肋骨の動的可動性の回復と立位体幹軸の修正
  • 患部の悪玉活性酸素除去
  • 患部の血流改善と上肢筋群の筋力向上
  • 独自サポーターの巻き方の習得
  • 自己チクチク法の習得
  • 正しいストレッチの習得

使用する治療法

  • 低周波通電/微弱電気通電
  • チクチク療法(長田式無血刺絡療法)
  • 解剖運動学矯正法
  • 村坂腸腰筋療法(仮)
  • パーマー式カイロプラクティック
  • アクティベーター療法
  • リアライン療法
  • 高濃度人工水素水浴
  • 加圧リハビリ(医療目的加圧トレーニング)

チクチク療法だけ痛みを伴います。
関連痛の存在、改変引用:Dermatome (anatomy) – Wikipedia
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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。鍼師、灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。