近年、男性も長生きになりこの病状も増えてきました。
最近の症例
77歳男性、過去頚椎疾患で手術、手のしびれで来院されました。
神経反射テストは正常でしたが、肘部管症候群を疑いXX大学病院で検査、診断確定されました。
お薬を処方されましたが、患者さんは物が握りにくいのとしびれを訴えられ、手術を希望する旨を言うように進言しました。
手術が決定され実施し、無事手のしびれが段々無くなりました。
しかし、まだ痛いとの事で診たら、上腕骨内側上顆炎もあり治療中です。
世界標準のメルクマニュアルには
起きた症状を遅発性尺骨神経麻痺とも言います。
肘部管症候群 – 08. 骨、関節、筋肉の病気 – MSDマニュアル家庭版
患者さん側からは、筋肉が痩せてきている実感の判断が難しいです。
物理療法(電気治療)は無効です
物理療法で様子を見る場合もありますが、殆どが無効です。
鍼や整骨の治療法でも無効です。
直ちに手術されることを
筋肉が一旦痩せると、例え神経の圧迫が解除されても、元に戻りにくいです。
よって、しびれが感じて治らないようなら、手術をお勧めします。
分かりやすい症状としては、車や家の鍵などを回しにくくなります。