食べ物も「これを食べると体に良い」という番組が多いですが簡単に信じてはいけません。
テレビ番組は話を大きく取り上げる傾向があります。
食べ物自体も利点と欠点があるからです。
雑食が良いと私は思います。極端な偏食は思想も偏ります。
糖質制限食も1食だけ行う、「緩やかな糖質制限食」がずっと続けられますのでおすすめします。
日本人には炭水化物も必要と考えています。
世界的にも全粒粉食は健康に良いとコホート研究のデータがあります。
コレステロール値も運動で下がりますが、継続した運動を数年に渡りできる人は1,000~1,500人中たったの1人だけです。
さっさとお薬を飲んで美味しいものを食べましょう。
佐々木敏先生のご著書
佐々木 敏(ささき さとし) 東京大学大学院医学系研究科社会予防疫学分野
「佐々木敏のデータ栄養学」トークライブのスライド
佐々木敏の栄養データはこう読む!
- 第一章:こんなにややこしい?!あぶらと脂質異常症との関係
1コレステロール値を下げるには
2揚げ物と高コレステロール血症
3トランス型脂肪酸の問題点
4中性脂肪値を上げない食べ方
5コレステロールと寿命の関係 - 第二章:こんなに大問題?!食塩と高血圧
1生活習慣病対策のためのアクション
2あなた自身の減塩の必要性
3歴史のなかでの食塩の役割
4日本人と減塩
5日本人のカリウム摂取の特徴 - 第三章:不思議がいっぱい!肥満問題
1人は食べたものを忘れる動物である
2肥満と食べ方の深い関係
3甘い飲み物はなぜ健康によくないのか?
4朝食の健康影響
5理想的なBMIの値とは? - 第四章:呑んべえ必読!お酒、なにをどれくらい、どのように飲むか
1健康によいお酒とは
2「適量」を科学する
3プリン体と痛風との関係 - 第五章:究極の健康食?地中海食から糖尿病管理まで
1地中海食は和食より健康的か?
2低炭水化物食の真実
3糖尿病と食物繊維
4高たんぱく質食の糖尿病への効果 - 第六章:あなた自身が試される!「栄養リテラシー」の時代
1科学と非科学の境目としての「出典」の意味と価値
2栄養健康情報と利益相反
3栄養健康情報はここでゆがむ
4研究蓄積量と栄養健康情報
佐々木敏のデータ栄養学のすすめ
- 第一章:健康的な食事?その舞台裏に真実をさぐる
プロローグ [モンゴル] 赤い食べ物と白い食べ物
1野菜 「1日に350g」の根拠はどこにあるのか?
2卵 血中コレステロールにとっては要注意食品か?
3減塩 研究結果の不一致をどう読むか?
4全粒穀物 なぜよさが広まらないのか?
5機能と効果の違い イヌリンで血糖値は下がるか?
まとめ「健康的な食事」つてなんだろう - 第二章:ビタミン 不安と誤解の根拠をさぐる
プロローグ [メキシコーマラウイーアメリカ南部] とうもろこしの光と影
1ビタミンA 夜盲症とヒマラヤの白い目玉焼き
2ビタミンD 魚と紫外線の微妙な関係
3壊血病とビタミンC 権威主義と思い込みの科学史
4災害とビタミンB1 東日本大震災で脚気の再来はありえたか?
5豚肉とビタミンB1 夏バテに豚しゃぶサラダのナソ
まとめ ビタミンー歴史と民族と自然に学ぶ - 第三章:無機質(ミネラル) 過剰反応と無関心の構造
プロ囗-グ [バングラデシュ] 赤い井戸とヒ素汚染
1カドミウムとヒ素 日本のお米は危ないか?
2カルシウム 「充分に」とはどれくらいか?
3鉄 貧血の原因は食事か体質か?
4電化製品と減塩 胃がんの減少に最も貢献した職業はなにか?
5社会と減塩 イギリスはなぜ成功したのか?
まとめ 無機物―危ない?足りない?気にしない? - 第四章:炭水化物・糖 伝統と流行のはざまで
プロローグ [ペルー] インカの本当の黄金
1低糖質ダイエット 糖尿病の予防と管理に有効か?
2地球レベルで考える食事法 低糖質ダイエットの魅力と問題点
3食べる順序 「野菜先食べ」と糖尿病
4グリセミックーインデックス 糖尿病の予防と管理に有効か?
5果物 糖尿病の予防と管理には控えるべきなのか?
6セカンドミール効果 朝食抜きは糖尿病のリスクか?
7太っていない人こそ要注意 お酒で糖尿病は予防できるか?
まとめ 炭水化物・糖―庶民の糧か?健康の敵か? - 第五章:データ栄養学の時代 「事実」は「思う」よりも重い
プロローグ [ギリシャ] 地中海食はなぜ世界の健康食になれたのか?
1「思う」より「事実」 減塩パンはおいしくないか?そして、売れないか?
2統計データの活用倫理 野菜摂取量の推移で考える
3メタ・アナリシス 緑茶カテキンでどれくらいやせるか?
4栄養価計算 食べ物と栄養素の複雑な関係
5平均への回帰 再検査で異常なしと出るのはなぜか?
6確度と強度 赤身肉に発がん性ありならば避けるべきか?
まとめ データ栄養学の時代-栄養学から栄養疫学へ
菊芋(イヌリン)を食べても血糖値は「下がるとは言い切れない」と言われています。
わかりやすいEBNと栄養疫学
これから勉強したいと思います。