結果を出す手技療法のパイオニア

非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)を飲み続けた患者さんの中には、体が寒いと訴えたり治療に反応しづらい原因を考えます

今まで、なんでだろうと思った程度でしたが原因が分かりました。

NSAIDsの薬理作用であるプロスタグランジン(PG)の生成抑制が関与しています。

NSAIDs→エヌセイズと読みます。

 

非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)とは

非ステロイド性抗炎症薬 – Wikipedia

 

痛みの原因物質は

プロスタグランジン(別名:プロスタグランディン)です。

プロスタグランジン – Wikipedia

しかし、プロスタグランジンは血流を拡張する作用があり、これが痛みの原因になるし、痛みを取り去る作用もあります。

人間の都合の良いようにはなりません。

 

シクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害すると痛みに効く

シクロオキシゲナーゼ(COX)→プロスタグランジンの働きを阻害します。

cox-1.cox-2のどちらを阻害するのかで、お薬の違いがあります。

 

だらだらと飲み続けると

血流が低下しますので、痛みの場所が余計に寒く感じると言う患者さんがいます。

生理痛も辛いですが、漫然と鎮痛薬を飲んでいると、冷え性になるのも無理はないです。

一定の治療をしても治療に反応しない、効きにくいことを経験します。

このような場合は、何回かの治療後に急激に血流が回復すると、うずくような痛みが一時的に出ることが多いです。

問診で確認しますが、治療に反応しにくくなるのは困るので、飲み方の改善をお願いしています。

処方しておいて本末転倒なのですが、先生が「痛いときだけ飲んで下さい」なんて言うなら本物の先生です。

リリカは脳に効くお薬なので飲み続けないと効果が出にくいですが。。。

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。鍼師、灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。