戦場写真家、沢田教一の写真展に行ってきました。
青森県立美術館
青森県立美術館開館10周年記念
「生誕80周年 澤田教一:故郷と戦場」
Sawada Kyoichi: From Home to Battle Zone
展示も7ブロックに渡る
写真の展示も7ブロックに渡り、見るのに時間がかかりました。
未発表の作品も多数展示されています。
三沢基地の日常風景が秀逸
青森の日常風景の写真がなんとも優しい感じで感動します。
構図が素晴らしく、上手な人は違うと感心しました。
カラーフイルム
当時、日本ではカラーフイルムの入手が困難でしたが、沢田さんは三沢基地で働いていたので入手できたそうです。
カンボジアの日常風景
カンボジアの日常風景も良かったです。
ピューリッツァー賞を受賞した「安全への逃避」
この作品の前後の写真が見られました。爆撃から逃れて来た緊迫した状況下ひしひしと伝わります。
素晴らしいと思うのは
ピューリッツァー賞を受賞した「安全への逃避」の被写体の人を捜して、賞金の一部を渡したそうです。
映っている子供の皆さんは、まだ存命だそうです。
テト攻勢下のフエ
連続して写真が撮られていますが、ピントが殆ど合っていて驚愕です。
見ている私たちも戦場にいるようです。
兵士の前から取ってあるのもたくさんあり(沢田は敵に背中を見せている)、「死に神に見放された男」と言われたのもうなずけます。
寺山修司さんと
寺山修司さんと同級生だそうです。
写真集発売されています
羽鳥書店ホームページ
「生誕80周年 澤田教一:故郷と戦場」
平和な日常を
本当に平和な世の中に感謝です。
観覧の後半からは、ハンカチが必須でした。