O脚やX脚、歩き方の癖、スポーツの苦手さ。
実はその原因が「下肢の骨の角度」にあることをご存じでしょうか。
それは、どれだけ自分で意識しても治らないのです。
下肢の歪みは多くの不調の原因になる
臨床を続けて45年になりますが、長年の疑問だった下肢の歪みの仕組みが、最近ようやく見えてきました。
私自身の体で試してみたところ、これまで出来なかった足の親指への荷重が可能になったのです。
カイロプラクティックとの出会い
私が最初に学んだ手技療法はカイロプラクティックでした。47年も前です笑
アメリカ帰りのドクター・オブ・カイロプラクティック(DC)から直接指導を受け、身体構造の考え方を学びました。
その頃から、足の骨である距骨や立方骨が下肢の歪みに関係することは先達の先生方が指摘していた通り明らかでした。
しかし、「具体的にどのように矯正すれば良いのか」という点は長年の疑問として残っていました。
一時的な矯正では根本は変わらない
世の中には様々な矯正法があります。
確かに一時的な調整は可能です。しかし多くの場合、それはその場しのぎになりやすく、根本的な改善にはつながらないことも少なくありません。
では、本当に身体の使い方を変える矯正は可能なのでしょうか。
自分の体で確かめた変化
実は私自身、子供の頃からX脚による下腿外旋がありました。この状態では体重が足の内側、特に第1趾(親指)にうまく乗らないのです。
ところが新しい方法を試してみると、これまで難しかった第1趾への荷重が自然にできるようになりました。
長年の身体の癖が変わる感覚に、自分でも驚いています。
加齢による制限と改善の可能性
もちろん、長年の構造変化がありますので、踵骨の内反などが一度で完全に治るわけではありません。加齢とともに靱帯も硬くなります。
しかし時間をかければ、徐々に改善していく可能性は十分にあると感じています。
スキーで実感した骨格の影響
この問題はスポーツにも大きく関係しています。
私の趣味はスキーですが、昔からアウトエッジには乗れるのにインエッジに乗れないという特徴がありました。その原因もやはり下腿外旋にありました。
スキー板にカント(角度補正)を入れたところ、滑りが格段に安定しました。身体の構造が変わると、動きそのものが変わるのです。
O脚・X脚と運動能力の関係
これはO脚の方にも共通する問題です。
下肢のアライメント(骨の角度)が整うことで、身体の使い方や運動能力は大きく変わります。骨の柔らかい成長期であれば、矯正によってかなり理想的な状態に近づく可能性があります。
また中年以降でも、歪みの進行を抑えたり改善へ導くことは期待できます。
運動の得意不得意を左右する骨格
実際、運動の得意不得意にもこの下肢アライメントが大きく関係しています。骨格のバランスが良くない状態では、どれだけ努力しても結果が出にくいことがあります。
逆に言えば、このバランスを整えることで身体の可能性を引き出すこともできるのです。
無理な運動が体を壊すこともある
足の形や下肢の歪みが大きい状態でランニングやジョギングを続けると、運動そのものが体への負担になることもあります。
そのような場合は無理をせず、身体に合った運動を選ぶことも大切でしょう。
これからの臨床への希望
45年の臨床経験の中で、ようやく見えてきた下肢矯正の可能性。
これからの臨床に大きな希望を感じています。

