坐骨神経痛の2名に、頸椎1番の矯正を行い症状が軽減しました。矯正力は弱くも効きます。痛みも感じません。
リスティングとは脊椎(椎骨)の変位を立体的にしたものです。
D.C.(ドクター・オブ・カイロプラクティック)に習っていないのに、カイロプラクティックとか言われるのは本当に困ります。付け焼き刃では患者さんを壊すだけです。
Lovett Brother Relationship
カイロプラクティックでは「ロベッドブラザーズ」という脊椎の関連性があります。
頸椎1-3番と腰椎5-3番は同じ動き(similar)をします。頸椎4番-腰椎2番は反対の動き(opposite)をします。
境界線は胸椎5-6番の間です。頸椎1番-胸椎5番までは頸椎1番の動きと関連しています。
これが全部当たっている事はありません。患者さんによって当たっている事もありますし、外れている事もあります。
手技では、そのような現象も有るかもという立ち位置が治療には大切です。徒手検査で関連性があればしめたものです。
治療
事前に腰部の治療は終了していますが、放散痛が取れません。
頸椎1番に対する治療は側臥位で行います。
頸椎1番は腰椎5番と同じ動き、経絡では足の少陽胆経(患者さんの神経痛のしびれる場所)と関連しています。
頸椎のリスティング(歪みの方向)を今までは手の感覚で行っていましたが音素を使いました。
坐骨神経痛と頸椎1番の関連が確認でき、キレイにリスティングが出ました。側方変位と回転変位です。患者さんそれぞれ違いました。
ここでも難しいのが、検査で反応しないものもありますから、その場合は他の原因を探らなければいけません。
2名共に当日中にしびれが軽減しました。しびれは痛みの後に取れるので時間のズレがあります。
正確なリスティングが大切だと実感した症例でした。
上部頸椎で改善しない場合は、横隔膜ブロックが存在しますので、流れを解除する治療が必要になります。